ミリオネア・マインド

貧困病(とあえて断言します)に罹っている人みんなに読んでもらいたい本です。

ミリオネア・マインド 大金持ちになれる人―お金を引き寄せる「富裕の法則」 (知的生きかた文庫)ミリオネア・マインド 大金持ちになれる人―お金を引き寄せる「富裕の法則」 (知的生きかた文庫)
(2009/01/20)
ハーブ エッカー

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「こうすれば儲かる!」

ということを書いた具体的なノウハウ本でもなく、また某ベストセラーニューエイジ哲学本みたいに

「よくわかんないけど、とにかくポジティブシンキングになったら大金が舞い込んで来た!」

というような絵空事的な都合のいい話で夢を見せてくれる本でもありません。

裕福に生きるうえで必要なエネルギー的なマインドセットと、そこから必然的に派生してくる行動様式について述べた、王道を行く本です。
(それゆえ、『こういうふうになるといいですよ』という“総論”をまとめた感じになっていて、『じゃあそうなるために何をどうすればいいのか』という“各論”については、『たとえばこういうことをやってみるのがおすすめです』と行動の指針を述べるに終始しています←なので、理想だけを述べていて実用的でないと感じる人もいるでしょう)

どちらかというと、“お金のない自分に言い訳をして正当化している人”にとっては耳が痛い系かもしれません。

「自分のところにカネが回ってこないのは、他人・世間・政治家・国・時代・景気が悪いからじゃなくて、全部、自分のせいなんだ。他ならぬ自分の意思で、そう願って、その現実を選択した結果なんだ」

ということを、これでもか!とビシバシ言ってきます。
ドMな人には堪らないけど、ドMじゃない人には堪ったもんじゃない本かも。

カネがないとぼやき、その原因を自分以外の何か(or誰か)のせいにして愚痴り、なんとなく自分は悪くない的な感覚に浸って一時はラクになれるけれど現実は変わらず、またしばらくするとカネがないとぼやき……の無限ループに陥っていて、そこから脱却したい人なら、是非とも読んでみる価値があるでしょう。

一読して終わり、というよりは、自分の変化に応じて、読み返すと毎回違った発見や感想が見いだせる、スルメのような本です。

いずれにせよ、この本には、

金持ちはみんなこういうマインド&行動様式を持ってる

という、これまでみんな知りたくても知る事ができなかった秘密が惜しげもなく書かれているわけですから、あとはここに書かれているとおりのマインド&行動様式ができるように自分を「訓練」するだけですよね。
(その訓練の方法と、どのくらい時間なり労力をかければそうなれるかが漠然としか書いていないところが、『知ってはいるけど体現できてない』人を生むのかもしれません。ゴールだけが示されていて、そこに至る道筋は詳しくは書いていないというw)


個人的な感慨なのですが、お金がないと言っている人、お金を充分に稼ぐとはどういうことかを味わった経験がない人は往々にして、金回りのよい生き方のマインドを手に入れることと、

・人徳(人間性)
・仕事の能力の高さ

といった本来は関係ない概念を過剰にくっつけてしまっています。

これは例えるなら、自転車に乗れるのは心の清らかな人だけとか、選ばれた特殊な才能を持った人だけと思い込んでいるのと同じくらい、滑稽なことです。

でも、自転車なんてコツを掴めば(よほど何か障害がある人の場合を除いて)まずもって誰でも乗れるようになりますし、そこで掴むコツ・感覚といった「乗り方」は世界共通でみんな一緒なわけです。
自分だけのオリジナルな「自転車に乗るための唯一無二な感覚・乗り方」を模索するなんて、不毛だと思いませんか?

お金もそれと同じです。
具体的な働き方やお金が入ってくるルートは、職業などによってもちろん異なりますが、「金回りのよいマインド(≒上の例でいう“自転車に乗った状態”)」自体は、万人に共通なんです。

「なるほど。こういうマインドになれば金回りがよくなるのか。自分にはできないけど、わかった」

で終えてしまうか、できるようになるまでいろんな方法を試して努力して見事、そのマインドを手に入れて金回りのよい人生を生きるか。

それは、個々人の選択でしょうね。
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