ヒーリング・ジャンキー(中毒)

人間ってそもそも、自分1人で自分の心身魂の健康をマネジメントできる生き物だと思うんですね。

病気になったときの医者の診察も、診察行為そのものが病気を治癒させるわけじゃないし、処方される医薬品を飲んで効果があるとしても外科的な手術・処置をするにしても、部分的に症状を軽減するだけで、病気そのものを根絶しうるのは、どこまでいっても本人の自己回復力なんです。

患者を治療するというのは、本人が医者の手を借りずに生きて行けるようにすることですよね。
病気や症例によって、それが難しくてずっと医者のところに通い続けたり、一生ずっと薬を飲み続けなければいけないケースもあるわけですが、そうなるのが望ましいわけじゃなくて、やむを得ずそうなってしまっている(=本来は望ましくないが完治しないため仕方なくそういう現状が続いている)というだけなんです。

エネルギーや超感覚で実現するヒーリングも、そうなんだと思うんですよ本来。

一時的に自分の本来の力を見失ってしまったときにヒーラーは力を貸しますが、ヒーラーなしでその方が自分の意思で生きて行けるようにするのが望ましいわけですよね。
エネルギーのアチューンメントやヒーリングセッションは、“クライアントが真実を思い出して自分の創造主の一部としての本来の力を再認識して取り戻して独り立ちして自律した人生を歩めるようにすること”を目標として、その「過程」で、一時的な補助(骨折したときのギプス、栄養失調のときの点滴のような?)や気づきを促すツールとして提供するのが望ましいと、わたしは思っています。

クライアントを、ヒーリングなしではいきていけない、ヒーラーにすがらないとやっていけない「ヒーリング・ジャンキー(ヒーリング依存症とでもいうべきでしょうか)」にするのが目的でヒーリングをしてるとしたら、根本的なところを見誤っていると思います。

言葉は悪いですが、
「効果はありますよ、高いけど。でも健康でいたいでしょう?じゃあ飲み続けないと。飲むのをやめたら、また病気になっちゃいますよー?」
と脅してリピートを煽る健康食品業者と同じじゃないですか、それだと。
人間はべつに、健康食品なんか何も食べなくたって立派にやっていけるだけの力を本来、誰もが持っているんです。
上記のように、人の弱みにつけ込んで金を出させて商品を売りつけるような業者が第一に考えているのは、客の健康ではなくて自社の利益です。

エネルギーのアチューンメントについても、ヒーリングセッションについても、まったく同じことがいえます。

「驚異のパワーを持った○○エネルギー!このアチューンメントを受けると、健康になれますお金持ちになれますモテモテになれます、欲しい夢が自在に叶いますよ!!」

という謳い文句でエネルギーをアチューンメントするヒーラーというのは、その動機が自分の利益第一になっていないかどうかを検討する価値があるといえます。

セッションも同じで「わたしのセッションを受ければいいことがありますよ(受けないと悲惨なまま、むしろ今より酷い人生を歩むはめになりますよ)」というスタンスでクライアントにセッションをしているとすれば、そういうアプローチをすることが、クライアントの心身魂の健康そして霊的成長にとって好ましい&望ましいことかどうか、よく考えてみてほしいと思います。

ヒーラーからすればね、麻薬みたいな意味合いでエネルギーやセッションを施して依存症にさせ、「シャブくれよ、シャブ。どんな金だって払うから、なんでもするから!」と廃人同然になり自律という概念からかけはなれたクライアントを増やして、恒常的に金を巻き上げ、回を重ねるごとに値段をつりあげていくというのは、金を儲けるという手段としてはチョロいわけですよ。いちばんカンタンで、安直。

でもさ。

それって、「癒しを提供する者」という本来の意味でいう「ヒーラー」と呼べるんでしょうかね?

このエントリーを読んで
「わたしは違う、けっしてそんなことはない」
と思う人が大半だとは思うんですが、じゃあ、自分のセッションやアチューンメント、セミナーへの申込者が(自分が最善を尽くした場合で、なんの改善すべき点もない在り方を体現できている場合であっても)今後ずっとゼロだとして、まったく困らない自信がありますか?

「この世から癒すべき人・状態・状況が存在しなくなったというのは、とても喜ばしいことだ。わたしがヒーラーであり続ける必要性が世の中からなくなったのだから、安心してヒーラーを廃業して、別の、今後の世の中にニーズがあって自分の能力を発揮できて、そうすることを自分でも望ましいと納得できる仕事を見つけてそっちで生計を立てよう!!」

と明るく笑って(←無理せずですよ?)言えるなら、ホンモノのヒーラーだとわたしは思います。
(少なくとも、わたしはそう在りたいと思っています)
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