「この道で食って行く!」という決意

物事には流行り廃りがありますね。スピリチュアルやヒーリングの業界でもそれは同じこと。

で。

「○○ヒーリング、これまでは食えてたけど、最近どうも下火で。△△ヒーリングのほうが流行ってきてるから、そっちに鞍替えしようかな?」

といった相談が、ヒーラーの間で出ることもあるそうなんです。

まぁ、現実問題としてヒーラーも金を稼いで食って行かないとどうにもならないという事情はあるし、
「下火になりつつあるが、自分の本命と信じてやまない○○ヒーリングで実現しうるビジネスの機会&収益を最大化したい」
といった動機で、市場の動向やニーズをマーケティング的な視点で探って利益の拡大を追究していくのは、悪いことでもなんでもない、やりたいなら大いにやればいいし、それがちゃんとできるなら素晴らしいことだと感じます。

ただね。

○○がダメになったから△△に鞍替え。それがダメなら□□でどうだ?みたいに、ただ目先の金を追ってコロコロ方針や商品を変えるってやり方。

信念がないんだよ、そういう発想には。

演劇の世界なんかだと、食えなくてもずっと貧乏でもいいから、もっといえばブレイクしなくてもいいからとにかく芝居をやっていたいんだ、芝居をやらない人生なんて考えられないという人はザラにいます。
というか、そういう人が演劇の世界に来るわけです。
売れてない役者というのは、傍から見ると「売れなくてかわいそう。はやく売れるといいね」とおせっかいを言いたくなりますが、役者本人は外野が心配するほどそのことを気に病んでいないことが多いという事情もあります。

健全な野望として(あるいは建前として)、大きな舞台で、大勢の観客の前で、自分が看板俳優としてもてはやされるところまで行きたいとは思っているかもしれませんが、本当に大事なのは「自分が芝居を第一に優先して、芝居のことだけを考えて、とにかく芝居芝居芝居!な人生を送ること、それができて幸せだということ」なんです。

どうしても食えないときはバイトをするわけですが、そういうときも役者(で、演劇というものに誠実に真摯に向き合えている人)は、

「ああ、もどかしい!!こんなこと(≒芝居以外のバイト)をしているヒマがあったら、本当はもっと演技の研究をしたい、台詞回しを追究したい、発声練習をしたい、脚本の構想を練りたい!」

としか考えてない訳ですね。もしくは、

「このバイトでの経験は、どんな役の、どんな演技をするうえで活きるだろう、、、」

とか。ようするに芝居のことしか考えてないんです。

ヒーラーも本気なら、本来そうなんじゃないかな。

とにかく食えれば、儲かりさえすれば、仕事内容は、なんでもいい。

という発想って、1人のプロフェッショナルとしてどうなんだろう、って思えちゃうんだよなー、私には。
(そういう発想の生き方を全否定するわけじゃなくて、例えば大手企業の総合職で入社する場合などには、むしろ必要なスタンスともいえます。要は、持ってる思考パターンと、行動内容、構築したい自己のブランディング、達成したい目標、そして今まさに自分が立って動いてる場所とその性質・文化などの総合的なマッチングができていればいいんです。そのマッチングができてないのが問題なわけです)

会社員だっていまどき、(転職という手段は一般的になりつつあるけれども)どんな業界のどんな業務のスペシャリストになりたいという意向やその動機・信念といったものがまったくない人は、誰からも見向きもされないじゃないですか。
短期的な会社の業績の上り下がりばかりを気にして、ちょっとでも業績が下がったら転職、みたいなことをしてる人は、えてして転職するたびに裁量権も給与も下がって、そのくせ能力や実績は築かれていかないので、結果としてキャリアは、どんどん先細りしていくだけなんです。

あなたは仕事を通じて、どんなことを成し遂げたいの?

自分の人生をどんなものにしたくて、この仕事を選んだの?


そのへんが見えてこない人、どうもなさそうな人というのはどんな業界においても働く形態を問わず、人から尊敬されないし、たいした実績も打ち立てられない場合が大半でしょう。

同業者として言うなら、

・あなたはなんのために、ヒーラーという職業に就いたの?

・ヒーラーとして何を実現したいの?

・ヒーラーという立場から、どんなふうに世界に貢献したいの?

・なぜ○○ヒーリングという技法をメインの商売道具に選んだの?

・あなたがヒーラーとして達成したい目標と、商売道具として選んだ○○ヒーリングには、どんな関連性があるの?

・もし商売道具を○○ヒーリングから△△ヒーリングに替えたとして、あなたが○○ヒーリングを通してヒーラーとして実現したい目標の達成には支障がないの?手段を△△ヒーリングにシフトしても、当初の目標は達成可能なわけ?
(可能ならべつにいいけど)


という点が欠落しているヒーラーは、そもそもヒーラーという職業を続けていくのが自分にとって良い選択かどうか、見直すべきなんじゃないかな。

「そんなこと言ったって、このトシで自営に切り替えてもう何年もやってきちゃって、いまさら会社に就職するにしてもどこも雇ってもらえないしさぁ、、、」

そんなの独立する前に覚悟しとけよ!

勢いでたいしたビジョンも信念もなく独立して、ちょこっと一時期、儲からなくなったからってすごすご辞めるくらいなら、最初から独立しなきゃいいだろうが!!

時代が変わって、「やっぱやーめた」がいいトシこいた大人にも通用しやすくなってきてるからって、甘えてんじゃねえよ!!
職業を選ぶってのは、生き様を選ぶってことなんだよ。そして、自分が選んだ職業で食えなくなったときってのは、死ぬときなんだよ!!(←注:真実ではないです、あくまで私の信念での精神論w)

「これで食えなかったら死んじまう」

って覚悟もないのに、中途半端に仕事選んでその日暮らしでどうにか寿命終了まで逃げ切りとかセコいこと考えてんなよ!!!!!

なーんて、ちょっと熱くなってみましたがw
(実は、将来の弱気になったときの自分自身への戒めです)

事実、「ブーム」が過去に起きてその後衰退したいろんなヒーリングなり自己啓発メソッドなりというのはすでにいくつもあるわけですが、ブームの終焉と流行の衰退とともに、信念のない、目先の食い扶持しか頭になかったっぽい人というのは、軒並み、自然淘汰されて消えて行ったという経緯があるようです。

でも、本当にそのメソッドを信頼して、自分が今回の人生で打ち込むべきはこれだ!と心底納得して努力して、
「どうしても、なにがなんでもこの道で食ってく!」
という信念が確立されてる、卓抜した技能を持った人たちは、なんだかんだいって、生き残ってますよね。
世間でそのメソッドが流行ろうが流行るまいが関係なく
。そして、短期的なブームの波に影響されずずっとその道を貫いてる人というのは、いつしか、メソッド名じゃなくて、自分の名前で売れる人になっていくんです。

ヒーラーの方へ質問。

あなたは、『○○ヒーリング』といったモダリティの看板をすべて外したとき、それでも『個人名』を看板に売って行けるヒーラーですか?
  ↓
現時点でそうでないとしたら、そうなることを意図していますか?
↓ ↓
↓ 意図していないなら、どうするつもりですか?ヒーラー辞める?

意図しているとすれば、そのためにどんな計画を立てていますか?
  ↓
いつまでにそうなる予定ですか?
  ↓
その実現のために、どんな行動をとっていますか?
  ↓
行動の結果は、予定どおり達成できていますか?
  ↓
できていないとすれば、いつ、どんな修正を加えますか?
  ↓
有効な修正となるよう、どんな工夫をしていますか?


……くり返しますが、これ全部、自分自身への戒めですので。
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