とあるたとえ話

勉強に思い悩む生徒がいました。

家庭教師を探して、勉強を教えてもらうことにしました。

評判のいい家庭教師のなかから、2人、候補を見つけて、お試しレッスンを受けてみることにしました。

1人目は、勉強のやり方と問題の解き方といったヒントをくれますが、実際に問題を解くことは生徒自身にさせました。

2人目は、「私がすべてあなたの悩みを解決するから」といって、教師自身が問題集をバリバリと解きはじめました。
あとで答え合わせをしたら、その教師が解いた問題はすべて正解でした。

やらなければいけないと思っていた問題集を、全問正解で解いてくれたことに生徒は嬉しくなり、

「この人こそ私にとって救いの神だ。この人を信頼しておけば、私は今後一切、勉強で困ることはない」

といって、2人目の人を専属の家庭教師として継続的にレッスンをお願いしました。

そして迎えた重要な試験の当日。

替え玉受験をするわけにもいかず自分自身で試験問題を見た生徒は愕然としました。

何一つ解けないからです。

その生徒が1人目にお願いした家庭教師に教わっていた受験生たちは、着々と問題を解き始めます。

その生徒は試験にパスすることができませんでした。

次回の試験こそは!と意気込んだ生徒は、今度は、以前1人目にお試しレッスンを受けた、ヒントはくれるけれども問題を解く行為はあくまで自分自身にさせるという教え方をする家庭教師にお願いすることにしました。
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