図解強化版 思考は現実化する

発売されました。



もともと出版されていた、

「思考は現実化する(上・下巻)」

をわかりやすく図解でまとめてある本です。

そもそも「思考は現実化する」とは、願望実現についてナポレオン・ヒル博士が鉄鋼王デール・カーネギーから依頼され、25年の歳月をかけて完成したメソッド(を著した著作群の中で最も評価され売れた書籍名)。自己啓発の王道であり原典ともいえる内容です。
(古典的なイメージありますが、成立したのは1930年代で、けっこう最近なんですね)

ちなみに原題は「Think and Grow Rich」、直訳すると「考えよ、そして金持ちになれ」です。
「思考は現実化する」という意訳がいいのかどうなのか。
rich(リッチ)という単語が、どういう豊かさを指すのかにもよりますね。ただの金持ちというよりは、能力なども含めたリソース各種が豊富、という意味も含まれてるんでしょうか。
(ただ個人的には、カネだけと言いたいわけじゃないとしても、『ちゃんと成功するからには、当然、金持ちの資産家になるというカタチで証明せにゃあならんでしょう』というニュアンスは感じます)

そもそも、最終的には鉄鋼王という肩書きで世界的な偉人として名を残したカーネギーですが、もともとは超・低賃金でブラック企業的にパシリ労働させられてたド田舎の貧乏低学歴な職工。社会の最底辺から一代で這い上がり、のし上がった人物です。
そのカーネギーがナポレオン・ヒル博士の成功法則についての話を(何日もかかって寝食を共にしてまで!)聞き、体系だったメソッドとして確立してくれと依頼してるわけですからね。
当然、お金や、それを得られる社会的地位も含めた現世利益として結実させんでどうする、という方向性なのは間違いないといえそう。

ナポレオン・ヒル博士による解説動画(2時間超!)があります。


古典すぎて「もう古いw」と思われがちかもしれませんが?、2017年には、このメソッドを題材にした映画が公開されます。

映画「思考は現実化する」公式サイト(英語)

(映画予告編)


そんな事情もあり、また注目されてきています。

(ちなみに映画は、幼き日のエジソンのエピソード再現から始まります。学校から一通の手紙を受け取ったエジソンの母が、エジソンに内容を読んできかせる逸話。手紙には『あなたの息子は混乱している(精神障害者)だから今後の登校を禁じます』と書いてあったのですが、母は息子であるエジソンに『あなたの息子は天才です。当校にはそんな天才を教えられるだけの十分な能力を持った教師がおりませんので、今後は家庭で独自に学習されるほうがよろしいかと思います』と、全然違う内容を読み上げるんですね。その結果は、ご存知のとおりw)

このメソッド、

現実の行動で願望実現するための永久不変の必須項目が網羅されている

ので、ここを外したままで願望実現ができる人っているのかなというレベル。

「はぁ? スピリチュアルで一瞬で夢を叶えれば、そんなの必要ないじゃんw」

という反論の声が早くも聞こえてきそうです。(←お前の勘違いだろ)

ということで、スピリチュアルヒーラーという見地から、この手垢まみれともいえる王道の自己啓発的願望実現メソッドをスピリチュアリストが学ぶ意義について、ちょろっと書いてみます。



まず、「思考は現実化する」をはじめとする自己啓発寄りの願望実現メソッドの利点は、兎にも角にも「現実を行動で変えていくことで夢を叶える」という一連のプロセスそしてその一連のプロセスを支えるマインドを具体的にどうすればいいのか指南してくれること。
棚から牡丹餅式に自分が何もせずに良いことが起こるのを期待するのはスピリチュアルな力で願望を叶えたい人あるあるですが、個人が行動しなきゃ叶わない諸々(なにかの試験を受けて合格する、仕事で実績を挙げて出世してなんらかの役職ポストに就くetc)の願いというのは、ただ念力で「叶え!」といって突然パッと叶うものでは絶対にありません。
その意味では、スピリチュアル寄りの人だろうが、行動の指針やそれをできるだけの精神(やる気など)のマネジメント/メンテナンスとして、こうした具体的な自己啓発メソッドは有効です。

あえてデメリットを挙げるとすれば、

そもそも何を願うのが相応なのかについては言及されない

ということです。

叶えたい願望は、自分でなんでもいいから決めなきゃいけないんですね。
どんな願いを叶えるのが自分に相応しいか、などのアドバイスもありません。

なんとなく漠然と「不可能なんてないんだから、自分の好きなことを目標に掲げよ」的に焚きつける?だけ。
なので、べつにそんな頑張ってまで願いを叶えようとも思わない人が自己啓発メソッドを鼻で笑うというのも、あるある。

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今度はスピリチュアルな技法というかでいう願望実現について触れていきます。

現実の事象というのは、その背景としての、設定としての霊的エネルギーがどんな組成で成立しているか、で決まっていきます。

なので、願掛けのような雑な神頼み的な願望実現メソッドは論外ということで置いておくとして、ちゃんとしたスピリチュアルな願望実現メソッドでは

・そもそもその願いは自分が本当に願っているのか(顕在意識で、頭で願っていると思い込んでるだけで、潜在意識などトータルでは別に望んでないのではないか)
 ※だって、いつだって人間の生きる現実は、その人の本当の意味での第一希望が常に叶い続ける仕組みなので

・願望を物理現実として具現化するうえで、霊的エネルギーの組成の段階で不合理がないかどうか
 (あるとすればどこをどう変えるとその願望の具現化が可能になるか)

・自分が今回、生まれて来るに際して決めた「神聖な計画」や「切望」、優先的に育むことを意図してきた美徳など、自分の今回の人生が何をするためのものなのかの本質に照らして、その願望は沿うものかどうか

といった点を具(つぶさ)に見ていくわけです。

運命を川に例えるなら、人間はその川の中で泳いでいる状態。
当然、水の流れに逆らって泳げば、苦しいわりにたいして進まず、ちょっとでも泳ぐ力が弱まったら流されるということになります。
実際の人間は、よほど霊能力を開花させてそれを自分の抱く願望やそれが宇宙の進行に沿っているかをチェックする人でもない限り、どの願望が川上に向かって泳ぐことになるのかなどを知りません。
なので、良かれと思って頭でっかちに、自分の運命に合わない願望を抱いて、そこに突き進もうとしてしまったりします(←ほとんどの場合、その願望は本人が頭で思い込んでいるだけで、潜在意識や生まれてくる前に決めた人生のテーマなど諸々に照らすと、べつに本当は願ってないものです)。
なので、本当は川の流れに沿って泳げばスイスイと物事が進むし、そうなってから初めて「あ、自分は最初から、こっちに泳ぎたかったんだ」と気づいたりします。
(シレッと書きましたが、ここは多くの人が葛藤に葛藤を重ねるところです。例えば、仕事で成功したいと頑張ってる女性がどう頑張ってもうまくいかず、あるいは形式的にはうまく行ってても芯から幸せだとは感じられずにいるとします。いろいろあって妊娠してしまったりして、さんざん迷うけど産むことにして、結婚するつもりもなかった赤ちゃんの父親とも、『子供のために』としぶしぶ、結婚したりして。でもいざ子供が産まれてみると「あ、私、これでよかったんだ」と思い、理想の結婚相手とは程遠いと思っていた夫に対して「実はこの人が唯一にして最愛の、私にとってのソウルメイトなんだ」とストンと納得できちゃう、みたいな。えぇ、これSATCのミランダのことですけどねw)

そんなわけで、スピリチュアルな願望実現メソッドの利点は、

・そもそも抱いている願望が自分が本当に望んでいるものなのかどうかがわかる

・世間の常識的なやり方に縛られず、その願いを本当に最短で最高最善に叶える道筋を見いだせる、選べる

・前向きな標語を毎日となえて気持ちの改革を促す、というような回りくどい方法を採らずとも、一瞬で思考を変えられる

・願望実現を阻むものが本人の思考や能力(の未熟さ)、行動実績など物理的にどうにかできるものではなく、呪いや呪術的な契約など霊的な要因にある場合、それを解消できる
 (いわゆる自己啓発メソッドでは、ここは絶対に手が届かない領域ですね。まさにスピリチュアルな願望実現メソッドの真骨頂といえるでしょう)


というところでしょうか。

デメリットとしては、

日々、どのような行動を通じてその願いを叶えていけばいいのかの指針、望ましい行動量やタイミング、できたかどうかの具体的な達成度を把握しにくい

ということ。

ついでにいうと

毎日の習慣としたほうがいい継続的な作業/行動について、浮き沈みのある人間の気分的な問題をそこまで逐一は面倒みるのにふさわしくない

ともいえそう。
(いやね、もし毎日、 霊視などで今の自分が願望実現のどの段階に来られてるかどうかなどをちゃんとチェックする習慣があらかじめ根付いてる人、そうできる能力がある人なら大丈夫だとは思います。でも実際は、すべての人がそこまでの能力を培ってるわけじゃないし、毎日ちゃんと願望実現に向けて生きることができているかどうかブレずにいられるというマインドが完成されている人ばかりではないのが実状ではないでしょうかね)

なので、個人的には

何を願うかはスピリチュアルなワークで見出し、それを叶える障害となる霊的要因があれば解決/解消する。
そして日々の現実的な行動や、それをちゃんとサボらず続けるヤル気の維持、それらの継続としての「習慣化」は自己啓発メソッドの実践で体現する。


のがバランスいいんじゃないかなー、と。

個人的にヒーラーとしていろんな方の願望実現についての諸々を見させてもらうと、

スピ系・スピ寄りの人というのは、体育会系的に、熱血な営業マン的に、毎日、自分がどの願いに向けて生きているのか、それを達成するために今日という日(の時間)をどう使うか。その時間の使い方にどこまで真剣に打ち込めるかなどが甘い

んですね。

それこそ会社に出社したら営業部全員が立って集合して、リーダーが部全体の目標を大声で語り、みんなもまた大声で目標を斉唱する。そのために今日どう動くかをみんなの前で大声で宣言する。その宣言どおりにバリバリ全力で動き回り、会社に戻ってきたときには成果を報告し、達成できてた人にはみんなで拍手&本人ガッツポーズ。達成できなかったら土下座しつつ明日はどう改善するかについてみんなの前で宣言したり、上司と改善案が妥当かについてガッツリ揉んだり……ということを、してない。

そもそもこの一生で、そういう学校の運動部や会社でバリバリやるという経験そのものがなかったり、あるいは一度は足を突っ込んだけれどもついていけず耐えられず逃げ出したりメンヘラで自滅したり……という人の場合、

「ちゃんとやる」

とはどういうことをさしているのかについてのノウハウ、できているかどうかを測る妥当なモノサシやその感覚がないんですね。

で、

「さんざんやりました」
「とことんやってます」

とすぐシレッとのたまう。

そのうえで

「しかたないじゃん。やることやったのに願いが叶ってくれなかったんだから。他人が、社会が、世界が、神が、私の!願いを!叶えて!くれなかった!!理不尽だ!!!酷い!!!!」

と被害者意識で、私は悪くありませんと開き直り、あらゆる言い訳を延々と超光速にひねり出す(←そういう人って、言い訳のネタに関しては天才的なアイデアマンですよね)。

みたいなことになってるわけですよ。

だから。

スピリチュアルに傾倒してる人ほど、自己啓発メソッドは大事ですよ!

と言いたいです。

ダメスピ「えー、めんどくさい。興味ない(といってブラウザを閉じる)」
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