Apple Watchで日常生活もレコーディング!

2シリーズが登場したことを受け、もともと要らないと思っていたApple Watchを購入しました。

目的は「アクティビティ」アプリによる生活のレコーディング。

参考:Apple Watch でアクティビティ App を使う

そして「ワークアウト」アプリによる運動のレコーディング。

参考:Apple Watch をワークアウトに活用する

私は今年の9月に食事のレコーディングをし、12kgも痩せて、しかもレコーディング生活を通じて食事量や内容のバランス、食べるタイミングについて考え、感じ、太らない健全な食事感覚を取り戻してリバウンドもなし、暴飲暴食欲もまったく起きなくなったというミラクルを経験しました。

そのとき、紙媒体のノートやメモ帳ではなく、若干依存症ぎみになって手放せなくなっているiPhoneのアプリで行うと、レコーディングし忘れや、いつのまにかやめてしまう三日坊主が起きにくいことのメリットを痛感しました。
(特に、設定した時刻になると記録をうながす通知がくるので、記録せずに時間や日数が経ってしまうことを避けられるのはありがたい)
また、私の場合だけかもしれませんが、紙にペンで書くよりももはや、スマートフォンのアプリにフリック入力したほうが早いんですね。
アプリ側やiPhone側での変換予測などのサポートもあり、ほんとに数秒で食事の内容を記録できてしまって便利でした。

人生を記録するという意味のライフログ(Life Log)という単語・概念は、ネットの普及などに伴って、すでに5~10年前の時点でビジネスパーソンを中心に、言われていたことです。
それで、手帳術やノート術が隆盛したり、Googleカレンダーの進化などITアプリ各種の普及と進歩も手伝って、自分の行動をマネジメントする風潮自体はだいぶ、みんなのなかで下地として整ってきていたと思います。

ただ、それを詳細に、それこそ1日を通じての歩いた歩数や移動距離、日中どのくらい座っていたか立っていたか、生活のなかでどのくらいカロリーを消費したかetcを抜けも漏れもなく精密に記録し続けるツールがなかったんですね。
(少しずつ、万歩計がスマホとBluetoothで接続してデータを送信するといった試みは各メーカーを通じてなされていましたが)

そこへきてApple Watchですよ。
日常生活も、運動も、心拍数や時間、動いた距離、そこから計測される消費カロリー。
腕時計をつけているだけで、それが詳細に記録され続けるんです。
(ただ、ワークアウトとしての激しめの運動のときにApple Watchの計測の精度が下がるなどの声もあり、どこまで精密といえるかについてはまだ機械側の改良の余地があるのかもしれません。それでも、ないよりはマシという恩恵は計り知れないのではないでしょうか)

使ってみての私なりの感想をちょっと書いてみようと思います。



・生活の中での消費カロリーについて

体力がない人(特にデブ)あるあるなのですが、疲れてヒーコラヒーコラいって汗だくでハァハァと息が上がって
「こんなにつらい思いをしたのだから、相当、運動になっているだろう。痩せていってるだろう」
と思いきや、全然痩せない……という現象があります。
これ、何に起因するかというと、脂肪燃焼ゾーンとされる心拍数などの運動状態に到達してない時点で疲れてしまっているからなんです。
どれだけ疲労を感じたか・汗をかいたかと、どれだけ脂肪燃焼して筋肉などが使われ再構築され強くなっているかは、それほど関係がないことが指摘されつつあります。
大変な思いをしたからといって、痩せたり健康になっていけるわけじゃないんです。
むしろ、疲労が蓄積するだけの運動、みたいな形になると、かえって消耗した身体をどうにかしようとして筋肉を分解してそれを栄養にして疲労を回復させるなど、トレーニングで身体づくりという観点からすれば自殺行為のような作用が起きてしまいます。
なんでもコツがあるってことですね。

その点、Apple Watchは、歩数と消費カロリー、移動距離、心拍数の変動などで活動量をグラフ化してくれるので、自分の主観的認識とデータのズレが一目瞭然。
一言でいうと
「動けてるつもりでいるほど、実際は動いてない」
が私の現状でした。
だから、「あー、疲れた。今日は、すっごく運動したはず」と自分に甘い感想を抱いて、それでいいと思って普段より多めにものを食べたり、休息して回復しようなどと大義名分をでっちあげていつもよりダラダラするのはよろしくないわけです。

そして、キツく感じない程度に、日常で「ちょっと疲れたな」と思うときも
「これは自分の体力がないから、過剰にさっさと疲れた感じがしているだけ」
と思い、軽い休息(ベンチで休むなど)はするけれど、数分休んだら「よし!」といってまた動き出す、といった心がけをするようになりました(完全に老人だ)。
そうするとね、少しずつ、少しずつですが、体力が上がっていく。疲れなくなるんです。面白いですねー。

それで、体力があがって、つらいと感じることなくけっこう動けると、それは結果的に消費カロリーなども多くなり、身体を動かしたことになり、太りにくく、身体のラインも前より綺麗に整ってくるといった恩恵につながっていく、と。

ほんとにめっけもんです。

・立っている時間について

面白かったのがこれ!
座ったまま50分が経過すると
「座りっぱなしなので立ち上がって歩き回るなどしてください」
的なアラームが鳴るんです。

で、1日を通じて何時間、(睡眠以外の)行動していてそのうち何時間を立っていたかが計測されてグラフとして表示される。

これ、座りっぱなしは相当よくないという考え方から搭載されたことのようです。

てか、Apple自体、そもそもテクノロジーの会社なわけで、事務方だろうとプログラマーなどIT方だろうと、わりと座りっぱなしの勤務スタイルのはず。
ずっと座ってると死亡率が上がるなどの統計も出ているらしく、人間が一般的に思っている以上に、座りっぱなしなのはよくないようですね。

そこらへんの意識もあって、一風マニアックだけどメイン機能の1つとして搭載されてるんじゃないでしょうか。
単純に、興味深いです。自分が座りっぱなしなのかどうかがグラフで図形として把握できるのは。

ヒーラーも、座りっぱなしですからねー、基本は。こうしてブログ書いたりとPCに向かってる時間も相当長いし。
立つこと、重要なのでしょう。そのことを教えてもらえて、ありがたいです。

・睡眠時間について

iPhoneの時計アプリと連携してこそなのですが、1日にとりたい睡眠時間と、朝起きる必要のある時刻を登録しておくと、
夜に
「○時間の睡眠をとって朝何時何分に起きるには、◯時○分までにベッドに入って睡眠を始める必要があります」
的なメッセージが出ます。

これ、夜更かし族には耳が痛いありがたい機能なんじゃないでしょうか。

---箇条書きの感想ここまで---

最初は、自分の行動のすべてが管理されているような、束縛感があるんじゃないかと思いました。

実際、感じる人もいるとは思います。

が、自分の場合は、管理しないことにより生じる不利益に苦しむほうが後々イヤなので、管理できるものはしておきたいという(いかにも山羊座っぽい)方向に、ようやくこのトシになってシフトしてきました。
なので、ちょうどいい&ありがたいです。

腕時計をずっとつけている習慣がなかった(というか、鬱陶しくて腕時計なんざつけていられなかった)ので、生理的に腕にずっと時計があることへ嫌悪感をおぼえるのではと思っていたのですが、結論からすると、ありがたみのほうが上回れば、そこまで窮屈で外したい衝動も起きていないというのが感想です。
(むしろ、用もないのにいじっちゃうほどw)

それまでは若干、重苦しかった「運動しなきゃ」感も、グラフで活動量が美しくカラフルに表示されると、子供みたいに楽しい気持ちが湧き上がって、
「よし、ここで○分のランニングすれば今日の目標消費カロリー達成じゃん!?」
とワクワクするから人間って面白い(←人間、じゃなくて私だけが単純という説も)。

実際、目標を達成すると、小気味良いジングル音が鳴って腕時計がブルっと振動し、「やったじゃん!達成だよ!」感を演出してくれます。

それが思ったより快感なの。

「俺、やればできるじゃん。今日、できたじゃん。すごいじゃん、俺!」

となるんです。(男子だけですかね)

いやね、頭では失笑してるんですよ。
「なにをいいトシこいたおっさんが、活動量の目標達成ごときで浮かれてんだクソがw」
と思ってるけど、そんな皮肉な自分の中の側面を大きく上回る、純粋な喜びが来るんです。

これって、想像以上に大事なことだと思います。

大人は、子供と違って、親や先生からいちいち低レベルな小さい達成でも褒めてもらえたり、毎年必ず上がっていく学年など、自分の人生が前に進んだと感じるイベントがほとんどありません。
よほど出世コースに乗った、わかりやすく階級や役職が上がっていくシステムの会社に勤めでもしないかぎり、数年単位で、まるで時間が止まったかのような同じ日々が繰り返されがちです。

そのなかで、子供の頃なら1年間が長すぎるから、何かをやろうとしたときに数時間、数週間でも長いと感じていたことを、大人は平気で「○年かけてやろう」と思うような感性に、悪い意味で移っていってしまいがちです。
でもその感覚は、実はもっと短時間で目覚ましい変化や成長、実績の構築ができる可能性を閉ざす形としても働いてしまいかねません。

そこで、1日単位で自分が目標どおり活動できたかどうかをチェックしてくれるApple Watchのアクティビティ&ワークアウト機能。

もし、(神経質にデータ計測にカリカリするほうでなく)いい意味&塩梅でこの計測機能と付き合っていけたら、大人といえど、なんなら老人といえど、数日単位、数週間もすれば以前と全然違う体力や感覚に変化していけることを実感できるんじゃないでしょうか。

アクティビティが計測するのは運動量などの基本的なデータだけかもしれませんが、そこと向き合う、見つめることで、自分にもっとできることがある、やれる余地があることに気づけば、仕事やプライベートで別の目標を達成するうえでも、心理面でも物理的計画や行動においても、励みになるのではないでしょうか。

老人とされる年齢の人も含め、大人は概して、本人たちが思ってるよりもいい意味で子供で、まだまだやれることがたくさんあると感じます。
大人の時間は子供に比べて早く流れる、なんてのもあくまで感覚(に基づいて実際に時間の流れる速さが変化するという事象が起きているだけ)の問題。

たとえば1分、2分。
無理じゃね?と思うような用事(洗面台やトイレをさっと磨いて目立つ汚れは掃除するなど)をいくつか、こうした短い時間のなかでこなそうと思ってやってみると、最初は感覚的に「無理!」と思ったのに、意外とすぐ終わって時間が余った、なんてこと、あるんじゃないでしょうか。
(個人的感想ですが、家事だと顕著にそれを感じます。ちょっとした家具を動かして床を磨いてまた家具をもとの位置に戻す、というようなことは、やる前はとても大変に思うけれど、やってみると2~3分しかかかっていなかったりします)

私の場合、Apple Watch未購入時点ですが9月に食事内容をレコーディングしたら、(食事制限は一切しておらず、ただただ正直に、どんなに食べ過ぎている日でも、食べたものを率直に正直に書いていただけなのに)最初の10日間で4kg痩せました。
びっくりです。
頭では、
「1ヶ月に痩せても大丈夫なのは体重の5%っていうし。デブ男子でも2~3kgが適正で、それ以上早く痩せるといろいろ悪いことが起きて来るらしいし」
と思ってるんです。それで、痩せようと思いつつどこか、痩せすぎることにビクビクして、あんまり急に痩せちゃいけないと思って運動した後に無理して多めに食事を摂ったりしてました。良かれと思って。
でも、レコーディングだけで、何もしてないのに4kg。
やつれてもいない。体調も悪くない。それどころか、肌ツヤも顔色もよくなり、機敏に動けるようになったりして。
で、実際、リバウンドもなし。
なら、いいじゃん!と。
(これ、岡田斗司夫さんの『いつまでもデブと思うなよ』を読み、ライザップじゃないですが数ヶ月で何十kgも痩せたと書いてあったので『あ、そんなに痩せていっても大丈夫なんだ?』と安心したというのがけっこう大きいです)

それであらためて、
「そっか。世間全般での標準をいえば、ある基準値が出てくるけど、場合によってはそれと大幅にブレたところで、自分にそれができるなら、弊害がないなら、やっちゃっていいんだ?」
ということを再認識できました。

不思議ですねこれ。
非進学校から受験でそこそこ難関とされるらしい大学に、塾にも通わず死ぬほど勉強するでもなく要領よく現役合格して、
「なんだ、世間全般でいう基準なんて、俺にはあてはまらないじゃんw」
と思えていたのに、いつのまにか、そこそこ普通とされるような大人の感覚に無理やり合わせて、いつのまにか囚われるまでに至って、忘れちゃうんだから。

自分の標準は、自分の中にしかない。
世間で言われている「一般的標準」なんてのは、目安にはなるけど、目安でしかない。
だからこそ、自分基準のデータを見る。知る。わかる。それに合わせる。そのうえで、やりたいなら、変えていく。向上させていく。

そういうことですよね。

……というこの一連の文章のようなことを、Apple Watchは教えてくれましたとさ。ちゃんちゃん。

べつにアップルの回し者じゃないよ。


激しい運動時の計測精度に疑問が持たれるApple Watchですが。

もし不安なら、運動時だけは他のメーカーの製品に代えて計測するというのもアリだと思います。
(今は、そういう各社の製品で計測したデータも、iPhoneなどアプリにデータ送信し、それをヘルスケアアプリが統合するなどといったことがシステマチックに実現されています。なので使う側はあまり何も考えず、設定だけしておけば、あとは自動的にデータがどんどん溜まって分析までしていってくれます)

私はこれを使っています。
   ↓


計測マニアになったり、なんでも計測できてないと不安になっちゃうようなトコまでいくと問題でしょうが、おかしくない程度に習慣として取り入れるなら、やっぱり、なんでもいい加減にするよりはきっちり、やれることはやったほうがいいと感じます。

そんな個人の感想ですた。
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