音楽理論で「才能」の壁を越える!

「はじめに」を読んで感動しました。


日本で多くの学生が何年も英語を勉強しているのにまったく話せない(=実用的でない)のを例に出し、音大などで音楽理論を勉強している専門家たちが、ちょっとしたポピュラー音楽の伴奏も即興ではできない人が多いことを述べており、その原因がどこか、どう改善?していく余地があるかについて述べています。

また、(とある国では)最近は子供が生まれたら遺伝子検査をし、どの分野にどのくらい才能があるかないかを先にチェックしたうえで、才能がない分野には教育費をかけずに済むようにする……といったことが行われるようになってきている点に言及したうえで、遺伝子レベルでの適性がないからやらない、で歩む人生ってどうなのよ的な示唆も。

肝心の中身としては、先にがっつり音楽理論を叩き込んだあとで、(付属CDも併用しつつ)音感のトレーニングをしましょう、というもの。

Amazonのレビューを読むと察しがつくかと思いますが、ちょっと独善的というか、理想に走り過ぎた感があるので内容についてそこまで触れることはあえてしません。

第1作目の反省を活かしたのか、「まずは簡単なメロディを歌ってみて、そこからブラッシュアップする」という、とっつきやすい方式を採用した第2作目もあります。
     ↓


※ただし、本当に音楽についてなにも知らない人がいきなりこれを読むと、いずれにせよ「全然わかんない」で終わる可能性がとても高いので注意が必要かと。

リズムについて述べた第3作目もあります。

※雑学的な記述が多いので「ようするに何がいいたいの?」と、エッセンスを抜き出すスキルが、読み手に求められます。

良くも悪くも、情報量があまりに多く、かつ、着実な理解をしたうえで読み進めないと意味がまったくわからない本。

なので、ある程度、学習能力や理解力に自信がある人向けかもしれません。

ご参考までに。

P.S

絶対音感の有無や、音楽については、才能信奉者が多いですよね。

ちょっとスピリチュアル的な考察(勝手な戯言)を言うなら、

音楽は才能、ということにして、人間に優劣をつけたがる人たちがいる


ということでしょうかね。

ある意味、音楽かどうかはどうでもいいんです。

生まれつき、何もかもが備わっていて、苦もなくなんでもできてしまう側がいる前提でそれを礼賛し、同時にいくら何をどう努力しても先天的に資質に恵まれていない人間には可能性などないのだ、と断じることで、優越感なり、他人を見下すサディスティックかつ意地悪な欲を満たした気になったりする人がいるのです。

そしてそれこそが真実なのだ、と豪語し、できるだけ多くの人に信じ込ませることで、恵まれない側だと自認する人々を悲しませ、落胆させ、「ざまあみろ」とほくそ笑みたいのです。

なんでそんなことをしたいかというと、本人が劣等感をかかえていて傷ついているからです。わかりやすいですね。

自分の立ち位置が曖昧なまま、

「何もかもを与えられた幸運で優秀な一握りの人たちには、その他大勢の生まれながらの負け犬が何をやっても敵わないものなのよ!」

と主張し、その言葉を信じて凹む人を見ることで、八つ当たりができたような気になったり、自分と同じつらさを他人にも味わわせることができた気になったり、自分が勝ち組の一員になれたかのような勘違いに浸れたりするのです。

だから、しかるべき方法でトレーニングすれば誰でも結果が出せるとか、そういう「万人に可能性が開かれている」的な話を聞くと、不機嫌になって、なんとしても否定しようとします。そういう話を提唱する人を全力で攻撃するんです。

素直に、過去に劣っている思いをした悔しさや失敗とされるような経験をしたつらさなどに固執せず手放して、

「そうだね、ちゃんとやれば誰にでも可能性があるよね」

ということを受け入れたほうが、本人も周りの人もみんなハッピーな方向に向かえるのに……。

そうできるほど強くも立派でもないからこそ、意地悪に何もかも否定して差別化する側に「堕ちて」しまってるんでしょうね。

それはそれで、本人の自由。

私個人としては、「しょせん、ダメな奴が何をどうやっても不可能、無意味、報われない」系の思考を持っている人がその考えを表明したら、

「ですよねー、そうですよねー、ほんと正しいです。うんうん」

と全肯定するタイプです。そうやって、その人のなかで、悲観的な考えが、他人(この場合、私)の承認と賞賛を受けることで、より強固に、より変わりにくく、より手放しにくくなってくれたら、本望です。

心のなかでは

「お前は万人にとってこの仕組みが適用されるという幻想のもとにそう言っていい気になってるが、いまお前が言ったとおりの世界観が適用されて生きるのは、この世でお前1人なんだよ。他人の可能性を潰せたような、自分が他人に出し抜かれて悔しい思いをする可能性を消せたようなつもりになってるかもしれないけど、それはお前1人の頭のなかだけのただの勘違い。そういう考えを持って生きることでマイナス影響を被るのは、お前1人しかいないんだよ。お前はいわば、自分で自分の住む世界を可能性のない貧しい悲惨なものにしたんだ。他のみんなもその世界に一緒に住むことができているなんて気になって満足か?バーカ、全部お前の思い込みだよ。お前がそういう考えで生きることで不幸になるのは、世界でたった1人、お前だけ。それか、お前の言うことを信じた(弱くて愚か、あるいはあえて真実でない考えを適用させると指向している物好きな)人間だけ。いずれにせよ、自業自得。でもそれがお前の望みなんだろう?なら応援するよ、人の望みを叶える手伝いをするのが、俺の生き甲斐なんだから」

と思ってますが、それって全然悪いことじゃないですよね。

お互い、夢が叶ってWin-Win♪
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