Fallenはなぜ義理と人情を重んじ(させ)るか

堕天使や悪魔など、堕落した存在とされるものを英語だと「Fallen(堕ちた者)」と表現することがあります。
ここでは便宜上、そう表記します。

Fallenは、天使が無慈悲ふうにルールに従う(←あくまで『ふう』であって本当に無慈悲なわけではないのですが)のに対し、融通がきくというか、情状酌量の余地があるという風情を醸し出します(←醸し出すだけなのですが)。

また、ヤなんとかのように義理人情に篤(あつ)く、一見

「なんだ、天使より悪魔のほうが優しいじゃん!」

と思いがちです。

が。

Fallenたちの融通や情状酌量は、秩序のグダグダ化という意味で堕落化を促す&美徳を冒涜することを目的としており、義理人情の様相を呈してその実は依存としがらみによって義務と強制で人(の思考)をがんじがらめにするのが目的です。

Fallenたちに誘惑され、かどかわされた人間はFallen信者というか、熱烈なFallen(とされる存在の中のうち、自分をかどかわしてきた存在)のファンになっていることが多く、本人も無自覚なままに、Fallenの思想こそ絶対の真実!と信じるようになっていきます。

そしてこの世のトリッキーな点として、そういうFallen的思想のほうが「善い」とみなされやすく働くということが挙げられます。

甘いお誘い 悪魔のえくぼ
甘いお誘い 怖がらないで
甘いため息 天使の微笑み
甘いため息 間違えないで

と、温泉宿の双子も歌ってたじゃないですか。

まぁ、そんな感じでーす。
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