メイド思考の名残、引きずってませんか?

個人的に「メイド思考」と名付けたのですが、こういう思考パターンを持ってる人が一定数いるなぁ、と。

「自分は身分が低く、能力や実績などでも太刀打ちできないのに、名家にメイドとして仕え、本来ならお近づきになることもできないような身分・能力・実績などが高い主人のことをなまじっか間近に観ることでアラに気づき、『しょせんは男爵ね。伯爵になれないのも道理だわ』などと、無責任にハイレベルな批判・誹謗中傷・悪口を思い浮かべ、勝手にあれこれセレブな人たちを品定めして採点する。そのくせ、相手が面と向かっているときは、やりすぎなまでに腰が低く善い人を演じ、謙虚で愛想が良いふうに振る舞う」

過去生でメイドだった人に顕著ですね。

自分の実力では相手のいるレベルに到底、及ばないのに、偉そうに心のなかでは好き勝手にけちょんけちょん(←こうすることで、満たされない自尊心を慰めたつもりになっている?)。
それでいて、相手の目の前では至極、善い人を演じる……という卑屈っぷり。

この思考を持ってる人は現世でも、たとえば

・正社員になるのにハードルが激高な難関企業や専門職の事務所に、事務バイトで入る
 (自分は何の能力も資格もなくても、高い能力者たちと同じオフィスにいる立場を得る)

・エグゼクティブしか泊まれないような高級ホテルに、ベッドシーツ替えパートとして働く

などなど、真っ向から正社員なり顧客になるとなったら太刀打ちできないようなハイレベル・ハイスペックな人たちのところに、スッと「奉公人」的なルートからやすやすと入って行く傾向が強いです。派遣社員なんて、メイド思考ある人たちからすればオイシすぎる特権とさえいえるでしょうw

べつにメイド思考が悪いというわけじゃないし、なぜそういう人が一流の匂いがするところに惹き寄せられるかというと、それは「一流の物・人・状況に触れることで、自分もそうなりたい、いつかそうなれるように成長したい」向上心の顕われだったりもします。

無責任に陰でこそこそ、正社員などの悪口を言うのは、「よりよいものはなんだろう」という改善意欲ゆえの批判だったりもしますし、また自分が思うようにそこにすぐ到達できない悔しさ・もどかしさの鬱憤を晴らすためだったりも。

また同時に、「一流になりたいけれどなれない、でも一流のものに触れていたい」というエゴ的な欲を満たす最短の方法ゆえにそうしている、というのもあるでしょうし(それは悪いことでもないのでしょうし)。

ただね。

いつまでもメイド思考でいると、要するに自分は現場で勝負をせず、安全なところから無責任に好き勝手なことを言ってるだけの状態から脱却も成長もできません。

「あの人はしょせん、二流なのね。才能がないんだから、無理なのよ」

などといった軽口は、誰にでも簡単に叩けます。そしてなんの責任をとる必要も、自分の発言内容の正しさを証明する必要にも迫られない。

「そんなに言うならお前、やってみせろよ」

と周囲からプレッシャーをかけられ、その重圧に耐えてやってみる。うまくいくこともあれば、そうでないこともある。うまくいったはずなのに、周囲からの評価が思ったほどではなかったりする。……そうした、現場で、同じ職位で肩を並べて実際に経験を積んで闘ってる生き方に踏み出さないと、ね。いつかは。



信念体系の問題とは別に、メイド思考を持ってる人は、悪魔と契約をしている可能性が高いです。

「物事のネガティブな側面をみてそれを指摘し続けることで、この世がロクでもないものだと主張し続けよ。創造主の産物は完璧などとは程遠い、欠陥だらけの失敗作だと言い続けるのだ」

という契約を受け入れていることがほとんど。

この契約が入っていると、四六時中、それこそ寝ようと横になったりトイレや風呂でぼーっとしているときにも、ありとあらゆる罵詈雑言が頭のなかで響いて止まらず、本人も苦しい状態であったりします。

誰かのことを、何かのことを悪く言いたいなんて頭では思っていないのに、見聞きすることすべてについて24時間365日フル稼働で

「はぁ?なにそれ。バッカみたい。うわ、だっさ!最低ー。信じられなーい。やだ、その程度?しょっぼーい。ありえない。無理無理」

といった、五感で感じるほとんどすべての物事についてdisり続けます。それを本人も止められない(らしい)です。

Gleeというドラマでいうと、サンタナという登場人物がこれにあたるでしょうか。

毒舌キャラで的確な(あるいは鋭すぎる)ツッコミを連発するのですが、途中で「そんなに人のことを次々に悪く言う言葉が出てくるのは、いつもいつも自分自身のことを悪く言い続けているからじゃないの?」と同級生から指摘され涙ぐむ、というシーンがあるのです。

「そっか!これって悪魔との契約なんだ?じゃあ解除してー」

と思う、心当たりある人もいると思いますが、悪魔との契約とはいえ、それは受け入れたことに必ずメリットがあります。

たいてい、この契約が入ってる人は、現実にたいした能力や実績を築けておらず、どちらかといえばパッとしない境遇に甘んじている人がほとんどです。
だから単純に、エリートを間近に見て好き勝手、心のなかでdisるというのは、まるで自分がそうしたエリートたちより上に立ったかのような錯覚に浸れて(自分はショボいという自覚を一時期でも忘れさせてくれるので)キモチいいんです。

まずはそうした、「自分がショボいからこそ、凄い人たちのことを根拠もなく主観で貶して悦に入る」という悪趣味から本当に回復できるか?という決断が迫られるでしょうね。
(これは禁酒や禁煙などと同等かそれ以上に大変な労力を伴うことが多いです)

ご参考になれば。
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