ミリオネア・メッセンジャー

いわゆる「情報商材」で稼ぎたい人向け、というと即物的か知ら。
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(2013/05/23)
ブレンドン・バーチャード

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本の中では、「エキスパート産業」という単語で表現されています。
エキスパート産業とはいわゆる、自分の持ってるノウハウを他人に(本やネットからダウンロードできるPDF資料、音声や動画ファイル、はたまたセミナーや講演会、ワークショップといった形で)シェアする、教えることを仕事にする人たちの産業を指しているようです。

広い意味では、私自身もこのカテゴリーに分類されることになるのでしょう。

エキスパートというと特殊な分野だけを指しそうな先入観ありますが、それこそ「部屋の片付け」や「料理、お菓子作り」といった身近なテーマ、はたまた「理由もなく幸せだと感じられる」コツや思想のエキスパートというだけでもそれは成立するとあります。

日本でも、昔から「料理本」「ダイエット本(エクササイズ本)」などは1つのエキスパート産業のジャンルとして確立されてきてますし、最近は「片付け本」といって片付けのエキスパートを自称する人が片付けノウハウの本を書いたりしています。

インターネットが普及してからは、日本でも情報商材として「ラクして億万長者になる方法」みたいなものをいろんな方が販売してますよね。

かくいう私は以前、「龍笛の運指表」を情報商材としてネットでダウンロード購入したことがあります。

ようするに、エキスパートという単語は便宜上のものであって、

「どこかの誰かが、他の人が知らなくて知りたい情報について有料で提供する(そしてそれを購入する人がいて、ビジネスとして成り立つ)」

ならば、エキスパート産業といえそうです。

そう考えると、エキスパート産業は無限の成長可能性を秘めているといえそうですね。
(都会に住んでネットに詳しい、ある程度若い人ほど、『もう遅いよ。すべて出尽くしたよ』みたいなことを言うんですが、たとえば地方や高齢者層に目をうつすだけで、驚くほど『一見ありきたりなこと』をまだ知らなかったり、お金を出してでもそれを知りたいという人は大勢いることに気づくと思います。しかもそれは地方や高齢者に限ったことではなく、都会でマスコミなど情報に詳しいとされる業界でバリバリ働いているような情報アンテナが高い若い人でさえ、ジャンルが異なれば『なにそれぜんぜん知らない。教えて?』となるのです)



タイトルは扇情的ですが、中身はわりと地味。というか、実直といえばいいでしょうか。

著者は学生の頃に交通事故で臨死体験をしたとき、人生の意味について悟った(気がした)ことを、とても大事なことだからと多くの人に伝えたいと思ったそうです。
でもその方法がわからず、就職して会社員として働き、ある時期に「やはり、このテーマを伝えることこそ我が天職」と会社を辞めたもののやっぱりやり方がうまくいかず無一文に。

しかしその後、コツをつかんだところ、従業員も雇わず、オフィスも開設せず、自宅で、電話とノートパソコン1台で、2年足らずの間に何億円も稼ぎ出すエキスパート業界の覇者になっていった、という経緯が最初に述べられます。

それを基点に、「じゃあ、どうやれば鳴かず飛ばずの無一文にならずにうまくエキスパート業界を渡り歩けるのか」の方法論が述べられるという次第。

著者の場合、セミナーの内容はおおまかにいえば「自己啓発」つまり「熱く生きようぜ!」的な内容のようですが、片付けや料理、ちょっとした生活のコツといった別のテーマでエキスパート業界でのしあがろうとする人にも有効なように書いてあります。
(のしあがる、というといいすぎかな。『生計を立てる』くらいで捉えてて良いと思います。つか、エキスパート業で生計を立てられるってすごいことでしょ?)



個人的に良かったなーと思えたのは、

「なぜ、生き方を他人様に指南したり、情報を伝えることを仕事にしたいのか(それにはどんな意味があると捉えているのか、どこに生きがいややりがいを見出しているのか)」

について、人間くさい言葉で綴られている箇所がちょいちょいあるところ。

私の偏見かもしれませんが、日本で「情報商材」というと、「カネ儲けの仕方を、カネ儲けしたくて仕方がない連中が、詐欺まがいのテキトーな質の情報のくせに高額をふっかけて売ろうとしてくる」イメージが強い(つか、強すぎる)気がします。

で、それは時には偏見にすぎないでしょうし、ほんとにそのまんまそうだったということもあると思います。
エキスパート産業は、特に日本の場合は、かなり玉石混交の様相を呈した「うさんくさい」ものとなっているのが現状だよなぁ、という感慨は禁じえません。

ただ、だからといってエキスパート産業がいけないとは私はまったく思わないし、すでにエキスパート産業でうごめいている面々が尊敬できないようなあり方をしているからといって、エキスパート産業自体を「駄目なもの」と断じたり、あるいは自分がその分野で活躍できる可能性をすべて閉ざして拒絶する必要もないと思います。他人は他人、うちはうち、でしょ。
(中には良質な情報提供やセミナーを開催して、金銭的にも他人からの感謝されっぷりからいってもちゃんとまっとうに成功している人も当然、一定数以上いるのでしょうし)

一番大事なのは、

自分がすでに持っている経験やノウハウ、情報は、やり方さえ工夫すれば巨万の富と生きがい、それに他人からの感謝までもたらしてくれる宝になりうる



その「やり方」を実行するには、電話とパソコンがありさえすればよい(≒べつに難しくない)


ということではないでしょうかね。

「あっそう。でも私は興味ないわ」

という人は、べつにそれでいいと思います。

また、成功のスケールを億万長者に設定しなければならないということもなくて、「身の丈」に合った範囲内の小規模なエキスパート業をしていくのもアリだと思います(←私自身がまさに、この状態にあるといえるでしょう)。

ようは、やりたいようにやれる「ノウハウ」を、知っているのと知っていないのでは、違うということです。実行するかしないかは別としても。

何かしらを人に伝えていきたい、それを仕事にしたい、それを天職だと感じる、しかしどうすればいいのかわからない!……という人には、福音書となりうるのではないでしょうかね。

ご参考までに。
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