ぷりてぃ・ウーマン

淡路恵子主演の映画。

ぷりてぃ・ウーマン [DVD]ぷりてぃ・ウーマン [DVD]
(2003/10/24)
淡路恵子、西田尚美 他

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70歳近くなって演劇に目覚めたおばあちゃんたちが劇団を旗揚げして公演を打つために奮闘する内容です。

特別な才能や能力、人並みはずれたバイタリティなどがあるわけでもない、平凡な老人たちが、ないないづくしの状態からいかに障壁を乗り越えて公演にこぎつけることができるのか(orできないのか)が、コミカルに切なく描かれます。

ほっこり元気をもらいたいときにオススメ。

特に中高年の人は、すごく励みになるかも。


私がこの映画を好きな理由の1つは、「特別なヒーロー」がいないこと。そして、奇跡が起きないこと。

無敵のヒーローがどんな強敵や困難をもものとせず連戦連勝百戦錬磨の大活躍を見せる作品は、それはそれで面白いとは思います。
現実逃避がてらにストレス解消のため、エンターテインメントとして鑑賞するならうってつけでしょう。

でも、そんなヒーローは、まずもって現実にはいないんですよね。

みんな弱さがある。自分1人でならどうにかできそうなことも、他人や周囲の状況が絡んでくると、うまくいかない。

万が一の奇跡は、そりゃ起きてくれたら嬉しいけれど、基本的には起きない。その、奇跡が起きないという前提でもどうにかしなきゃいけない。どうにかするために、ない知恵を絞り、空回りしてでも奔走し、どうにかベストを尽くすしかないわけです。

でもそこに、地に足ついた人間の営みの尊さがある気がします。
(これは何も、特別な才能や能力を持つ人間は尊くないとか、奇跡が起きるべきではないとか、無力なのに健気に努力する姿『だけ』が人間の美しさだと言っているわけではありませんのであしからず)



私はヒーラーという立場で、クライアントの願望実現をお手伝いさせていただいています。

ただ、いつも思うのは、ヒーラーができることというのは、良くも悪くも「お手伝いどまり」なんですね。

願望実現や成功を阻む契約や誓い、呪い、自分では気づかないが持っているネガティブな思考パターンといったエネルギー的な問題を発見して解消することはできても、いざそれらが解消された後で夢の実現に向けて行動するのはクライアント本人なんです。

ヒーリングセッションを受けることは、何もしなくても勝手に夢が叶う特権を手に入れることではありません。

どんなに苦もなくラクに努力できるというエネルギー状態が成立したところで、実際に本人がなんらかの行動を起こさないと話にならないし、本人がつらいと思うかラクで楽しいと思うかの違いはあれど、行動や思考といった行為をするうえでは物理的にも見えないエネルギー的にも、エネルギー消費は確実に起きます。

ほか、どんな行動をすべきかなどにも選択の余地がありますよね。
あらかじめ「これが正解!」とわかっているならまだしも、ほとんどの場合は、結果がどう転ぶかは未知数だけど勇気をもってなんらかの決断をして、(それがもしかしたら骨折り損のくたびれ儲けにしかならないというリスクを抱えたままで)行動に移すものではないでしょうか。

そのなかでは考えることも必要だし、100%うまくいく保証がないなかで、恐怖や不安を乗り越えて勇気をもって行動することが求められます。すぐに叶う願望でない(例:受験、起業して利益を上げる、ダイエットやトレーニングで理想の肉体を手に入れる、ある一定以上の技能や知識に習熟するetc)ならば、一定期間ずっとその行動をし続けるモチベーションの維持や行動計画(の策定や見直し)が欠かせません。
いつでもあきらめたり挫折したり失敗する危険があるなかで、うまくいくかどうかわからないことのために行動し続ける必要があるわけです。

夢を叶えるのって、超感覚エネルギーヒーリングの助けを借りたところで、そんなにたやすくなるとは限りません。

超感覚ヒーリングを使ってヒーラーができるのは、たとえば「私はなんとしても成功することができない、成功することを自分自身に許可しない」というようなエネルギー設定がその人のなかに成立している場合に、やり方次第では成功できうるエネルギー設定に整えるくらいが関の山とさえいえます。
(注:本人がエネルギーワークを覚えて、自分の夢の実現のために超感覚ヒーリングを活用する場合ならばもっとダイレクトに効果があるかもしれません)

スケールの大きな夢を叶える場合ならばなおさら、叶えようとする本人が成立させなければならないエネルギー条件(や質量)も多く大きくなります。

なんでもかんでも超能力で夢を一瞬で叶えてくれるドラえもんじゃないんですよね、ヒーラーって。



うだうだ書いちゃいましたが、日ごろ、エネルギーワークに過剰な期待をしつつ、自分が怠けて物事をなんでもバラ色にうまくいかせようとする(依存と怠惰と傲慢の権化のような)勘違い人間が目立つからこそ、この記事で紹介した映画が格別、胸に響いたのかもしれません。

ってあれ?これって毒舌、、、なのかなぁ?

……あ、愛と光~♪(笑顔)
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