『サヨナラニッポン ~若者たちが消えてゆく国~』

第21回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品として制作されたドキュメンタリー番組。

『サヨナラニッポン ~若者たちが消えてゆく国~』

日本で働くことを諦めて(?)海外へ出て行く若者が多いというデータを基に、中国の大連を舞台にそこで働く日本人たちの素顔を追ったものです。

どちらかというと、「ヤル気がないor日本国内で夢を見出せなかった、ダメ日本人が、日本から逃げ出して海外へ行っても現実の厳しさは変わらず、そこでまたくすぶっている」という側面を前面に出している感じ。
(海外に出てバリバリ働いて(もしくはたいして働かなくとも)幸せです!という人が出てこないのが残念)

現地採用だと月給数万円と、収入は日本の1/10くらいになっちゃうみたいですね。
それでも60㎡もの高級マンションの家賃が月2万円ほどだから快適に暮らせるなど、「やりよう」によっては日本で働くより生活水準を高くできるなどのメリットもいちおうは提示されますが、

・日本にいても海外にいても(楽しくないしやりたいことが見つからないetcの点で)同じ

・だらだら海外で働き続けても先は無いし、祖国は恋しい。だけどこっちの給与水準じゃいくら働いても、日本に堂々と帰れるほどの貯金はできない

・帰った後に日本で働ける就職先が見つかるわけでもない。親くらいしか人との繋がりももはや持っていない。そもそも「自分が日本に受け入れられてもらえている」と感じられない

など、メリットを上回るデメリットのほうに(制作者が意図的に)フォーカスしてる感じ。

また、海外(番組では中国)に何年住んでいても、現地の日本人同士とだけつるんでいるため、まったく中国語が身に付かない。勉強する気も起きない……といったダメダメっぷりが強調されます。
(床屋ひとつとっても、中国の現地資本の床屋にいけばもっと格安で済むところを、日本語が通じる日本人経営の店に行くと料金が日本と同等になってしまい、手取り収入は中国レベルなのに支出が日本レベルであっさりカネがなくなる、という←中国語さえ完璧なら、堂々と現地の安くて腕のいい床屋に行けるのに)

それと対比して描かれるのが、精力的な中国人。
日本に留学したり、あるいはたとえ日本に来た経験がなくともパソコンで毎日何時間も日本のテレビ番組を見て勉強するなどして、日本語ペラペラになった中国人たちが明るく元気に描かれます。
中国人からすると、外資系企業(日本資本も中国からすれば“外資”ですよね)に就職したほうが、大卒の平均給与の3倍以上稼げるというオイシサがあり、その限られた採用枠を狙ってできる努力はすべてする、というスタンスなのだと。
(もちろん中国人全員がハングリーでビジネスに前向きでスキルも高くて日本語ペラペラというわけではないのでしょうが)

たぶん制作者の意図として、

中国&中国人=イケてる。これから伸び盛り!
日本&日本人=ダメ。終わってる。沈んで行くだけ。

という構図があるんでしょう。中国・中国人のネガティブな側面は描かれないし、日本・日本人のポジティブな側面は、この番組ではほとんど描かれません。
その意味では「中立な客観的立場」ではなくて、悲劇テイストにググッと寄った内容。

だから日本人としては、見ていてげんなりするかもw

そういう現実の側面は確かにあるよ、ということでしょうか。
(ただ、『そういう現実の側面』というのは、取り上げようと思ったら無限にありうるものなのだとも思うので、何か1つ、悲劇的な現実の側面があったからといっていきなり国全体や世界まるごとに絶望する必要もないと思いますけど、個人的には)



ドキュメンタリーのなかでは制作者の意図が若干、偏り過ぎというか、

「いくらなんでも客観性に欠け過ぎじゃね?(ポジティブに中国で成功してる日本人の例も出せよ)」

というツッコミは思いますけど、ようするに

日本が陰りゆき、それに伴って日本人が祖国に対して愛着・アイデンティティを感じられない現状
(そしてその状況が若者の海外流出など二次的なネガティブ要因に繋がる)

はヤバいよね、というメッセージには賛同できると感じました。
(実は日本が今後、衰退していくというのは『歴史の道標』といわれることもある、天界や霊界も含めた『この世をどう運営していきましょうか計画』で世界規模でスケジューリングされ済みのことなので、無理に変えようとするのもアレなんですけどね……。)

ただなー、「ニッポンを元気に!」とそこで息巻いてもある意味、トレンド逆流で孤立無援ふうともいえるので、ここはひとつ、このブログでも前に紹介したノマドライフのように、

・海外にいながらにして日本水準の料金体系で日本人相手にビジネスをして、収入は日本レベル、支出は(日本より格段に安い)海外レベル

みたいないいとこ取りの生活をもっとみんなができるようになっていけばいいのに、と思うんですよねー。



スピリチュアルヒーラーという立場からいうなら、この番組に出てきた日本人たちというのは、

「日本に夢を持てない。日本に受け入れられてもらえてない気がする。だからこれといった目標もないけど、海外に行っちゃおう(=現実逃避)。だけどいざ海外に来てみたところで現実は大変。慣れない海外の文化や制度、賃金に縛られて身動きもとれない。ホームシック的に日本に帰りたいと思うこともあるけど、帰って日本で働く自信も見通しもないし、日本人とのつながりもないから孤独」

という点で、どこをとっても癒しどころ満載!

ある意味、ビジネスチャンスだと思いました。うまくすれば濡れ手に粟……(笑←冗談よ)。
まぁカネのことは置いておくとして、1人の癒し屋としては、すごくチャレンジングだし、手を差し伸べてみたい分野だなぁと感じました。

私からしたら有利に見えなくもないですけどね、20〜30代という若さで海外での生活&勤務を経験済みというのは。

おそらく、「やりよう」についての知識や発想がないためにいろいろ希望を持てなくなってしまっているから八方塞がりのように現実が見えちゃってるだけなんだと思うんですよ。
それこそ「やりよう」のツールを自分側で増やしていけば、スーパーノマド化することだって、それほど大変なことではないかもしれないじゃないですか。

たとえば私のようなスタイルで、中国の大連に生活の拠点を構えるとします。
月2万円の家賃で、日本の高級ホテル並みの広々とした小綺麗な部屋に住める。物価も安い。
そこで日本より格段に安い出費でリッチな生活をしながら、ヒーラー稼業は日本向けに継続する。
依頼があれば、スカイプなどを使って遠隔でセッションやアチューンメントに対応する。
シータヒーリングのセミナーのように遠隔開催ができないものは、告知と参加受付はネット上で済ませつつ、開催時には飛行機で日本に飛んで教える(受講生が数人集まるだけで、往復の飛行機代をさっ引いても収益はじゅうぶんに残ります)。
中国の現地で展開できそうなビジネスがあれば、複業的に手を伸ばしていくのもアリでしょう。
自分自身が外国語に習熟していけば、中国人相手に中国語でヒーリングセッションやセミナーを行うこともできる。
というか、英語に習熟して英語圏に向けてホームページを整備して告知などをすれば、世界中からヒーリングの依頼を受けて収入を得ることができる。
気が向いたときに日本に帰ってきてもいいでしょう。海外にいる間も日本のアパートを借り続けて家賃を払い続けるのがちょっと、というのであれば、拠点は中国にメインとして1つ置き、日本に帰ってきたときはシェアハウスやゲストハウス、マンスリーマンションに滞在するのも全然アリだと思います。
日本人とのつながりは今もうないから……を言い訳にしてしまうのではなくて、ないならこれからつくることだって、全然できますよね?
SNSでもなんでも使って、人が集まる場の情報はいくらでも入ってくるでしょう。
そういうのを通じて趣味のサークルに参加してもいいし、1人でどこかの飲み屋に行きつけて常連になるだけで、その飲み屋に来る人たちとの縁ができてきます。
とにかくいくつもの「人脈のとっかかり」を探してゲットして、そこから芋づる式につながって出会って行く人々にも心を開く。いざ人と会ったときに興味をもってもらったり好意を抱いてもらったり尊敬してもらえるだけの人格や社交力、特技、スキル、相手から見てメリットとなりそうな属性も磨いておく。
……なんか自己啓発本好きな意識高い人みたいですが、ようするに本人のやる気とノウハウがあれば自分の人生をより幸せにグレードアップするアイデアは無限に湧いてくるし、それを実行に移すうえでのスキルと行動力があれば、現実にそれらを手にすることは可能だと私は考えます。
なにも私と同じヒーラーでなくとも、現地で会社員をしながらでも、アイデア次第で自分の人生をさらに豊かにしていく方策は、生まれてくるのではないでしょうかね。
(大事なのはどんな境遇にいまいるかではなくて、自分が豊かさを実現するうえでブロックを持っていないかどうか、豊かさを現実に手に入れる方法を思いついて実行に移す能力があるかどうか、です)

要は、「自分にはそれができない」と諦めてしまっていることが問題なんです。
(ほとんどの人の場合はそれ以前に『いまさら自分の人生を良くすることなんて無理だ。アイデアなんか浮かばない』という段階で凹んでいるのだと思いますが)

……と、ここで長々と述べたようなことを、海外でやさぐれてる日本人の若者たちに説教ババァ的に口も手も出してウザがられたい、と(←ウザがられる、は余計だろw)。

一言でまとめるなら(←一言でまとめられるなら最初からそう言えよ)、

せっかくの若さを、知恵と勇気とセンス(※)を培ってないために棒に振ってしまうのは、勿体ないよ!
(※:主に、自分がいまいる境遇が実はチャンスになりうるか、どうすればそのチャンスを活かせるかに気づくセンス)


ってことですかねー。

まあこれは海外に住んでる若者に限らず日本国内でも、また世界中どこの国の若者にでも言えることだし、さらにいえば若者に限らず、生きている人間すべてに言えることなんですけどね。

まずは堂々と手と口を出せるトコまでお前自身が行ってみせろよ、って話ですがw(←まさかの自虐オチ)
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