LESS IS MORE

前回のエントリーに続いて、本田直之氏の著作の紹介。
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LESS IS MORE 自由に生きるために、幸せについて考えてみた。LESS IS MORE 自由に生きるために、幸せについて考えてみた。
(2012/06/15)
本田 直之

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前回紹介した『ノマドライフ』の3ヶ月後に出版というスピード連作。
(なので?中身が薄いというほどではないけれど、文体とかが『スキマ時間にさらっと書いてそのまんま本に起こした』的なニュアンスw)

副題にあるとおり、「自由に生きるために、幸せについて考えてみた。」内容になってます。

幸福度が高いとされる北欧、特にデンマークの人々のコメントを引用しながら、「幸せの定義は、どれだけモノなどがあるかではなく、自分の心の満足度で決めたらどうだい(そのために、『どうなれば心が満足するか』の判断基準について見直してみないかい?)」という旨の論旨が展開されます。



これまでにもエコライフとかシンプルライフ、スローライフといった単語や小説・漫画・映画・演劇など様々なメディア作品を通じて、それ系の思想はいくらでも展開されてきてはいたと思うんですね。
(清貧の思想と呼ばれるような生き方も、少なからずこの要素は入っていると思います。節約して我慢するという不幸ニュアンスが入ってしまう点は余計だと思いますが)

なので、何か「すごく真新しい何か」がこの本に書かれているかと聞かれたら、若干、疑問ではあります。

前々からこういうことは、言う人は言っていて、すでに実践している日本人もそこそこ以上いて、ただそれがどうしても

「カイシャでの仕事が命!出世してカネを手に入れてステータス・箔がつく家や車で“俺様は勝ち組だ!”と実感&アピールすることこそ生きる醍醐味!!どれだけ多くの高額でラグジュアリーなものを所有するかで、人生の価値が決まるのだから!!!」

という人々の耳には届いていなかった or 届いてはいたものの「負け組が自分の惨めさを正当化するための方便だろ!?そんな考え方、馬鹿げてるよ」と相手にしてこなかったという図式ではないでしょうか。

この本が画期的なのは、(内容自体が手垢にまみれたものであっても)いわゆる「勝ち組」会社員の代表格ともいえる著者が提言していることそのものなのではと私は感じました。
出世をあきらめたうだつの上がらない会社員がエコだのシンプルだのスローだのと「言い訳」をするかのように言っても説得力がないでしょう。そうではなく、怒濤のキャリア的成功を収めたうえで言ってますよ、という点がインパクト大なのでは。

一読の価値はある、、、鴨。
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