ありのままじゃいけないこと

人間の体内時計はなぜか、25時間周期だという話を聞いたことがありますか?

1日は約24時間なので、もし体の周期に沿って「ありのままに」生きると、どんどん朝寝坊になっていって、生活時間帯が狂っていってしまうんです。

このように、人間には(宇宙人によって人工的に創り出された種族であるが故の)他の動物とは異なる特徴がいくつか(いくつも?)備わっています。

つまり、朝は起きるのがしんどいと感じるもので、その「しんどさ」に耐えてこそ、毎朝同じ時刻に起床できるという仕組みなのです。

これは単純に悲劇ともいえず、どうやら良い意味で、「体内時計がズレているからこそ感じるストレス」を感じることが、かえって人間の肉体を健康に保ってくれるみたいなんですよね。

これは一例に過ぎませんが、人間のカラダの仕組みのなかには、「ありのままでいるほうがよくないこと。多少の無理やストレスの負荷をかけたほうがかえって良いこと」がいろいろあります。

考えてみれば運動もそうですよね。
負荷の度合いにもよりますが、運動すればエネルギーを消耗するし、疲労も感じます。運動の負荷が高ければ高いほど、息切れして苦しくなり、筋肉細胞が壊れて物理的にもダメージを受けます。

でも、まったく運動しないとこれまた不健康になる、という……。

人間以外の動物が(人間に飼われて異常な食事量を与えられたり極端に運動量を制限されたりしない限り)基本的には自然の本能のままに生きるだけで特別な運動トレーニングや食事制限といった努力をせずともスタイルよく健康な在り方をキープできるのと比べると、なんとも皮肉に感じる人もいるかもしれません。
(猫がジャンプ力を維持するために毎日つらい思いをしてスクワットなどに励んでいると思いますか?柔軟性をキープするためにストレッチを欠かさないと感じますか?←ある意味、『伸び』が猫にとっては充分なトレーニングになっているといえるらしいですが)

食事もそうでしょう。
ありのままの食欲のままに食べて理想的な体型・健康状態を構築して保てるかどうか、自問自答してみてはいかがでしょうか。

ありのままでいたほうがいいことと、ありのままでいないほうがいいこと。

その見極めができるかどうか。
見極められたとして、そのとおりに行動できるか。
行動したときのつらさに耐え続けることができるか。

人間は、人間だというだけで、どんなにラクをしたい楽しく生きたいと思っていても、必要最小限の苦労はむしろ必要としているのです。

(だからこそ、必要最小限の苦労を楽しむという『ドM性』を持っているかどうかで、人生が楽しく充実したものになるかどうかが変わってくるともいえるわけですが)
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