ベティとジオの会話

海外ドラマ「アグリー・ベティ」(≒醜いベティ)より。

ファッションに全然興味ないけど雑誌記者・ライターとして人に大事なことを伝えていきたいと願う主人公ベティが、キャリアのために仕方なく(全然ノリが合わないし興味もない)ファッション雑誌の編集者として悪戦苦闘するお話です。

このシーンは、最終回の3話前(シーズン4-18)という、お話がフィナーレへ向かうしっぽりした段階で出てきます。

ベティと、かつての恋人ジオ(←いつもズバッと痛い真実を突いてくるキャラです)が、夜景で観覧車を見ながら交わす会話。

ベティはアシスタントから昇格して正規のエディターになり、忙しい日々を送っています。
勤め先の雑誌では書けない、「個人的に、大事だと思っていて人に伝えたいこと」は個人ブログで書いているが多忙すぎて更新がもう止まっているという設定です。

一方、ジオはサンドイッチ屋に勤めていましたが独立すると決めて独立し、自分が本当にやりたいサンドイッチの道をひたすら追い求めていった結果、最高のパンを焼く女性と出会って結婚が決まった(=自分が心底やりたいことを迷いなく勇気をもって追究した結果、夢が実現したうえに人生の幸せまですべて手に入った)という設定です。

ジオ「なんでまだモード(←ベティが働いてるファッション雑誌)に? もっと大事なことを書きたいって言ってたろ。ブログに書いてることみたいな」

ベティ「なんでブログを知ってるの?読んでるわけ?」

ジオ「まあそう興奮しないで。でも読んでたよ。更新されなくなるまではね」

ベティ「最近、忙しすぎて……。今はエディターなの。別の雑誌からも、ファッションコラムを書かないかって誘われて……」

ジオ「すごいな!……君の夢とは違うけど」

ベティ「……ファッション業界には恩があるんだから。……でしょ? 私だって、少しはキャリアもあるし、信じないかもしれないけど、尊敬してくれる人もいるの。……それにまぁ、確かにトクすることも多いしね」

ジオ「じゃあ満足なんだ?」

ベティ「満足は、してない」

ジオ「満足そうだけど?」

ベティ「やめて!なんでジオってそうなの? いつもそうでしょ!」

ジオ「待てよ、違うって!俺が言いたいのは、君にとって踏み台だったことが、今じゃ生きる道になってるってことだよ」

ベティ「生きる道なんかじゃない!あたしが今やってることは全部、いつか自分がずっと創りたいと思ってた雑誌を創るためなの!」

ジオ「ほんとにそうかな? 俺からみたらなんだか、君は怖がって、ほんとにやりたいことを避けてるとしか思えない。逆にどんどんのめり込んでるんじゃないの? 全然興味のないことに

ベティ「ジオ。私たち、しばらく会ってなかったのよ。ほんの1時間で私の人生すべてがわかるの?そんなこと絶対ありえない。……姉さんが待ってるから帰る」


この会話では頑としてジオの言うことを認めなかったベティですが、これがきっかけになり、ファッションコラムニストの採用面接を自分から「私、ファッションに興味ないんです」と辞退し、ジオに「自己弁護しすぎた」と謝るんですよね。

ネタバレになりますがこれが転機となって、ベティは最終回で、嫌々勤めていたファッション雑誌を辞めて、本当に自分が書きたかったことを書かせてもらえる出版社に転職するんです。



へたげに第2希望以下の夢がうまくいっちゃうと、それを捨てて第1希望の夢の実現に向けて生き方をシフトするというのが、もんのすごく難しくなる

んですよね……。

ただ単に第1希望の夢を追いたいからと無謀な挑戦をしたところで、うまくいかず虻蜂取らずに終わって何もいいことがない危険もあるわけですし。。。

個人的にも最近いろいろ思うところあって、このシーンがやけに脳裏をよぎります。

ヒーリング自体を辞めてヒーラーから足を洗う、ということは考えていないんですが、それこそベティが

「雑誌は創りたいが、それは必ずしもファッション雑誌ではない」

ことで悩んでいたように、

「ヒーリングには携わりたいが、それは必ずしも今取り組んでいるスタンスではない」

という感じでしょうか。

私がピンク字で書いたジオの台詞、読んでみてどう感じますか?

なんかざわざわしたら、ワークのしがいがあるかもしれません。
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