映画『私だけのハッピー・エンディング』

えがったー。

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映画『私だけのハッピー・エンディング』公式サイト

内容は、公式サイトにアクセスすると流れる予告編トレーラーで、おおまかには掴めるのでは。

ネタバレしない程度にあらすじを述べると、

仕事もプライベート(恋愛以外)も充実しているけれど、恋愛は「要らない」とドライに男漁りを楽しむ30歳のマーリー。
しかしたまたま受けた健康診断で末期ガンと診断され……。


って感じでしょうか。

日本の映画などにありがちな、「ショックな出来事をきっかけに、しみったれた雰囲気がどんどん色濃くなっていき、最後は不幸のどん底に」という流れでは全然ないところが素敵なんですよね。

有名か無名かでいったらだんぜん無名寄りの作品なんでしょうけど、

ここまで脚本がしっかりしていて奥深く、
俳優たちの演技が素晴らしい映画も珍しい


と思いました。

とにかく、おすすめです。いつまで公開してるかわからないし、DVD化されるかも定かではないので、是非、劇場で。
(地方の方はもしかするとやってないかも!? 東京だと新宿ピカデリーで観られます)

若干のネタバレ込みの感想を、「続き」に書きましたので、読みたい方はクリックして開いて読んでください。

とにかく、この映画は絶対に観たほうがいいと思います。

(あくまで個人の意見なので『おすすめっていうから観たけど、そうでもなかったよ?』とかクレームつけてこられても困るので自己責任でな!)
じゃあ、軽いネタバレつきで感想をば。

主人公のマーリーは強気で明るく、生きているうちに自分で自分の葬式をプロデュースして企画を練ったりと、死ぬことそのものについては、ある意味では達観しているんです。

が、麻酔で眠っているとき夢のなかで会った「神様(=ウーピーゴールドバーグが演じてるのが最高!)」との対話をきっかけに、自分がこれまで一貫して目を背け続けてきた、

本当の愛
(&それらを育む関係者たち=家族(ソウルメイト/親))


について、徐々に向き合うようになっていくんです。

マーリーと両親の(うまくいっていない)関係が、長い年月を通じて恋愛や人と育む本当の絆・愛情といったものを「必要ない」と軽んじてドライに振る舞う思考パターンを形成していったことが、劇中のストーリーを通じてだんだん明らかになります。

そして、家族に対して本当に心を開く&他人を家族(というか、生涯の伴侶)として完全に心を開いて信頼して迎え入れる、という、いわばマーリーにとっての「最期の課題」に意識をフォーカスしていきます。

同時に、それまでもたしかに仲はいいのだけれどあくまで「いわゆる友達」としてある程度の距離を置いて表面上、要領よく接していた、友人たちとの交流もより親密なものになっていきます。

そして、納得のいく実りを手にした実感を得たあとで、もう思い残すことはないとばかりに迎える死。

あの、信じられないほど陽気で美しく感動的なラストシーン(=お葬式!)は、なんと表現したらいいかわかりません。
(自分の葬式で、霊体となったマーリーが、この上なく陽気に踊り、神様と一緒に幸せいっぱいの笑顔で葬式の様子を眺めるところは圧巻!)

こんなふうに幸せに死ねたら、ほんっとに素晴らしいだろうなぁ、、、と胸がいっぱいになりました。

文字どおり、「ハッピー・エンディング」なんです。しかも、「私だけ」の。

ついでに言うと、ウーピーゴールドバーグはほんっとに、オイシイです。いいとこ全部、持って行く(行ける)スタンスの役で出てきます。

そのへんも含めて実際どんな映画かは、やっぱり是非とも、ご自分で観て確かめてほしいですね。

ご参考になれば。
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