観えた契約を告げるべきか否か

セッションをしていて、契約や誓いが観えたときの対処法についてです。

霊視によるリーディングで観える契約や誓いは、目に見えないので、究極的には、あるのかないのか実証できないという危うさがあります。

だから、それこそ良い加減なことを言って誤魔化そうとするようなヒーラーが、

「あ、契約があるよ?」

と強引にたたみかけて筋肉反射テストでチェックし、「契約がある」と強く言われた影響でクライアントの側では「YES」の結果が出る。
そこで、契約解除のコマンドをかけ、「取れたよ」とこれまた強くクライアントに告げ、筋肉反射テストをする。当然、契約がとれたという結果が出る。。。
こうしてクライアントは癒されたということなんだろうなと納得し(←この場合、強引に『契約がある』とヒーラーから思い込まされ、その思い込みをヒーラーによって解除されたというだけで、最初から何もしていないのと同じ)、ヒーラーは面目を保てる。

こういうふうに、イシューの原因を契約のせいにして煙に巻くことが可能なんです。

なにも、わざと煙に巻こうとするわけでなくとも、掘り下げで思い込みの土台を見つけることが難しいからと、契約がイシューの原因だということにしたくて、そもそも実在するのかどうかも怪しい契約を解除して、
「はい、癒せた!ブロックとれたー!」
とお手軽にめでたしな結末に持って行きたいということもあるでしょう。

そういうヒーラーからは、脱却しようよ。

と個人的には思っています。
(それでいいじゃない、と思う人はどうぞどうぞそのままで)



上記のような理由から、

「契約や誓いは、仮にヒーラーが霊視をして観えたとしても、安直に告げるべきではない。あくまでも掘り下げを通じての内省・内観のなかで、クライアント自身が『あ、自分には、こういう契約・誓いがあるかもな』と発言して初めて、筋肉反射テストをし、入っていたら&クライアントの自由意思でも心底、納得できていたら、解除などの対処を講じる」

というスタンスをとるシータヒーラーもいます。
(私自身も、基本的には、このスタンスに賛成です)



ただね。

上記のスタンスをあまりに忠実に守ってしまうと、

「ヒーラーとしては、霊視したときに契約・誓いが観えているが、クライアントが自分の口からそのことを告げないため、対処しえないまま契約・誓いが放置される⇒イシューが完全に解消できない」

という事態が想定されるんです。

実際、私の経験則からすればの話ですが、自分自身で契約・誓いの存在に気づける人というのは、まずいません。
いるとしたら、その人自身がある程度以上、ヒーラーとしてのスキルを身につけた人だけではないでしょうか。

仮に熟達したヒーラーであったとしても、契約の内容に

「自分にこの契約が入っていることを自分で気づくことを禁じる」

「他人に、この契約のことを告げてはいけない」

というのが盛り込まれていると、契約が有効である間じゅうは、どうしたってクライアントの側からは気づいたり、もし気づいたとしても口にすることができないんです。

映画『ハウルの動く城』を観た人は、荒れ地の魔女に呪いをかけられたソフィーが、自分の呪いについて他人に言うことまで封じられていたシーンを思い出していただくとイメージしやすいかと思います。
また映画の最後で、かかしに姿を変えられていた王子が、自分からは何もアピールすることが許可されず、相手側からの一方的なアプローチによってのみ、呪いが解けるようにされていたのも覚えておいででしょうか。

なので。

私は、自然なセッションの流れのなかで契約が観えてきて、それを告げることの是非について創造主に尋ね、言ってもOKならば告げることにしています。

その場合も、

「私には観えていますが、ご自身ではどう感じますか?一方的に、あやふやな、心当たりもないことを告げられてる感じがしますか?」

と確認するようにしています。

もしちゃんとワークできているならば、たいてい、クライアントは

「契約かどうかという霊的なエネルギーの仕組みまでは私にはわからないですが、いま言ってもらった、『○○を~~してはいけない』というのは、すごく心当たりがあります。どうして?と聞かれても自分でもわからなくて、掘り下げをされても本当に、どうして自分がそうしてしまうのか、なんにも思い浮かばないんです。でも、毎回、そうしてしまう。繰り返し続けています。頭では頑張ろうと思うのに、ぜんぜん改善されてないです。でもそれが信念や思い込みというビリーフの問題ではなくて、契約という形で強制的にエネルギー的に禁止されていた、という話を聞くと、論理的には突拍子もないと感じますが、なぜかしっくりきます。だからか!と納得できます」

といった答えを返してくださることが多いです。
(上の「 」の内容は、特定の個人の発言ではなくて、いろんなクライアントがわりと言いがちなことを総括的にまとめるとこんな感じになることが多い、という例ですのでお間違えなく)

契約かどうかまではわからなくとも、心当たりがある。実際に、告げられた契約のとおりの行動を、現実にとっている。しかも一度きりたまたまというわけでなく、延々と昔から繰り返してしまう、、、とクライアントが納得できているというのが、最重要だと感じます。

こういうふうに、ヒーラー側の一方的な決めつけや押し付けではなくて、謙虚に誠実に観えた契約を告げて、クライアントが納得できたら、その契約を解除するなり、契約を結ぶメリットを形成しているビリーフの掘り下げに移行するなり、適切な(と創造主から告げられた)ワークを続行します。



ちなみに、クライアントがその契約があることを認めて受け入れる準備が整っていない場合。つまり契約があることをヒーラー側から告げることが適切でない場合には、観えても言いません。

「まあいつか、時が満ちて準備が整って、本人が心からこの契約を解除することに同意したら、自然とそうなる流れがこの人の現実に訪れるだろう。
そしてもし永遠に準備が整わず、永遠にこの人が契約に縛られ、それによって苦しみ続けるとしても、それはその人の選択なのだし、そうする自由もあるのだから、他人である私が口を出すことではない」

と、のんびり構えてスルーします。

そこでヤキモキして、

「せっかく契約があるのが観えたんだから、取っちゃえばいいのに!」

と思ったり言ったりしちゃうのは、ヒーラーのエゴに過ぎないと思っています。

まあ、そんな感じでーす。
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