2022年03月

スピリチュアルビジネスをマーケットとして捉える

出版が2011年で古いですが、こんな本があります。

スピリチュアル市場の研究 ―データで読む急拡大マーケットの真実 単行本 – 2011/4/22
有元裕美子 (著)
   紙書籍     Kindle版


この時点でスピリチュアルビジネスと著者がカテゴライズしたビジネスの市場は、

スマホのソシャゲと同じく1兆円規模にまで成長していた

わけですね。デカい!

ちゃんと大儲けできるだけのカネがうごめいているスピリチュアルビジネス市場(マーケット)



よく、「映画業界は大人向け紙オムツの市場よりも小さいから儲からない」みたいな、何かと何かの業界をお金で比較して儲かる儲からないの例えは使われますし、お金がそこにあるかという点でいえば妥当なのかもしれません。
(あまりにも関連性のうすい業種同士をそうやって乱雑に引き合いに出すのは適切な比較例ではない、という感じもしますが)

ただ、それでいっても、スマホのゲームという、おそらく21世紀以降に新たに生まれて急成長して今後のさらなる成長も見込める市場と同等である、というのはひとまず「全然カネが集まってない小さい市場でもないんだ?」と思えて安心?はします。
(ただ、ここでそもそもスピリチュアルビジネスを『撲滅すべき詐欺商法』と捉えている人は、嘆かわしく思うのでしょうが)

ものすごーく解像度ひくく楽観的に、スピリチュアルビジネスを提供する業者側という立場から感想をいうなら

「スピリチュアルビジネス業界は市場としてちゃんと1兆円規模にまで膨らんでさらに成長していってるから、自分もちゃんとやればちゃんと稼げそうだぞ、やったー!」

でしょうかね。

そこで眉をひそめる、そもそもスピリチュアルビジネスを否定したい人、悪いものだと決めつけて捉える人に対しては、

・直接、そういう(愚かで無知でその人が抱える悪徳としての疑いに染まった思考由来の、香ばしく見当違いな)人の批判は相手にしない

一方で

・いわゆる「弱者を騙して、ありもしないことを嘘のインチキ、デタラメとして吹聴することでカネを巻き上げる、ほんとの悪徳商法としての霊感商法」の形になっているビジネス形態を自分が採らない

ことも大事かと。

なんたって、スピリチュアルビジネスを悪く言う人は、霊視すらできないんです。
他人の思考を読むこともできない。
念動力で離れたところにある物を動かすことも、時間の長さを変えることも、ましてやテレポーテーションや神との対話といったチャネリングなども、なんにもできないんです。
だから、スピリチュアル(というか、超感覚エネルギーワーク)の真贋が、ぜんぜんわからないんです。

なんにもできない、知らない、できた体験をしたことがない、ないないづくしの人が物事を否定的に言うのはいわば、(ショボい)動物としての本能。
なにも学習してない動物が未知のものを怖れておっかなびっくりで、なんなら攻撃的に吠えるのは、ペットを飼って新しいオモチャやケージ、食器などを与えたことがある人は、だいたい見たことあるでしょう?
あれと同じなんですよ。仕方ないの。
なぁんにもできない、わからないんだから。
優しい目線でガン無視してあげましょう。
彼らは学びの途中なんです。(笑)

みんなの「これが普通」の水準がどんどん高くなって有能化してきている今これから



一方、「できる」「わかる」人は、いまどきどの分野でもそうであるように、みんなの能力値が底上げされてきてますよね。急速に大幅に。

ほんの10~20年(以上)前は、たとえばプロの歌手でもない人間がカラオケなどで歌を歌うとなれば、聴いちゃいられないほど下手でした。
でも今どうですか?
YouTubeで歌唱指導YouTuberが有料級の情報を発信してるとか、「歌ってみた」などプロ未満とされる人でも上手い人がいるということをみんなが知り、無自覚に「これくらいが普通」と思う水準が爆上がりしたのでそこを無意識に標準と捉えた結果、みんなも上手くなった……など、いろんな事情が絡むんだと思いますが。
以前よりも素人でも「普通にこれくらいはできる」水準が爆上がりしてますよね。

これは音楽でも踊りでも料理でもわりとなんでもそう。

見ちゃいられないほど全然できてない、という人がそもそもいなくなっています。

いわゆる「独身男性の一人暮らし」という、それまでなら「汚い、家事を何もできない、自炊もできず栄養状態が破茶滅茶」みたいなイメージあったものも、今どうでしょう?
べつに学校教育で「一人暮らし」について教えるようになったとかではなくても、ひと昔前の独身男の部屋あるあるみたいなぐっちゃんぐっちゃんな部屋や暮らしぶりをしてる人、まずいないじゃないですか。
(まぁ、探せば一定数は実際はいるのかもしれませんが、確実に以前より『見なくなった』んですよ、少なくとも私の勝手な経験則だけでいえば)

ネットの発達が直接的間接的にあいまってなのか、とにかく「これが普通」という水準がすべてにおいて、以前よりも上がっています。しかも大幅に。
(そしてこれを、現時点ではスピリチュアルとされてしまうけど実際は科学なんだよという理由として挙げるなら、人々の間でDNAの相互参照によるアップデートが無線的に集合的に行われていってるが故、というのが一番です)

これはスピリチュアルとされる分野で業務を提供する業者としての占い師やヒーラー、スピリチュアルカウンセラーの類いでもそうなんです。

他の分野と比べて「行き詰まり」に集団で陥っている(部分もある)スピリチュアル実践者の現状



ただ、スピリチュアルだけなのかどうかはここでは断言しませんが、ちょっと難しい?のは

その人のスピリチュアルとされる超感覚的な能力の開花や発達は、ある時点ごとに設けられている「イニシエーション」を合格できるかどうか

だということ。

ものすごく大雑把にいうなら、霊視はできていろんな人の思考や病気の具合を言い当てることができるという(そこまで人格的には立派ではない)人でも、それらを癒したり変えたりという物理現実での変化を伴う働きかけを念力で行うためには

物理現実やそのコインの裏表としての関係にある霊的摂理を歪ませて認識させる、ルシファーが生み出した感覚世界(という幻惑)を払拭

しないといけません。
(これも厳密にいうと、できた/できてない、という2パターンではなく、段階が細かくあります)

しかもここで、スピリチュアル好きを自称する人でも、まるでアニメか何かの創作の話をしているかのように

「はいはい、ルシファーね!あぁ〜、そこか〜。くぅ〜、悩ましいなぁ〜。でも私は!イニシエーションを超えてみせる!ルシファーよ!私への幻惑を解け!……あ!できた!?できたよね?私、ルシファーの呪いから解放されたよ?そして言われた。お前は私の呪いを断ち切ることができた初めての人間だ、って。その特別な使命をもとに、地球を救ってくれって未来を託されたよ!ルシファーから!!」

などなど、はいそれがまさにルシファーに幻惑されてるアレ度100%な香ばしい有様の見本ですよ、を実演してくれる人も(大勢)います。

スピリチュアルを毛嫌いしたり、ものすごい悪いことだと捉えている人は実はこの、ルシファー由来の勘違い妄想に人が陥る状況、陥った人の香ばしい(人類の霊的進化に)有害な発言や行動のことを指して、否定的に眉をひそめている(ことに本人も気づいてないことがほぼ100%ですが)ことが多いのもわかってるんですけどね……。
たしかに、こういう「よくない、現実離れした妄想」をスピリチュアルと称して、なにか真実やら悟りやらに到達したと豪語するのは、アレですもんね、アレ。
(そういう意味では、本当に悪辣な、似非スピリチュアルビジネスを展開する人、香ばしすぎる嘘としての情報(特に健康や医療など、間違った情報をもとに行動した結果に発生する損失・損害がもろもろ大きいもの)を発信する人を取り締まることに熱意を持って行動してくれるのは、私からしても安心で、なまぬるく応援してもいます)


残念なことに?、スピリチュアル実践者たちの間で、多くがこの、ある段階のイニシエーションを全然超えることができていないのが実状で、ゆえに他の業界と比べて、能力値の底上げがどんどんなされるいまどきの時代の流れから置いてけぼりになっていってる状況があると私には見えています。

会社でいうと「TOEIC800点以上をとれないと、課長には昇進できない」という規定があるため、その役職以上にまで伸びることができる可能性は持っているとしても営業実績など他の査定項目が高くても課長になれず、何年も過ごすうちに「そこどまり人材」だと自他ともにみなされてほんとにそこで終わっていく人、みたいな。
本人がどんなに英語を好きじゃなくても苦手でも、業務で直接は使うことが一度もないとしても、会社の規定でそう決まっていて昇進したいならTOEIC800点とれよって話なんですよ。
スピリチュアル実践者の多くも、こういうところでコケてます。
(あ、あくまで例えですよ?まさかほんとに、霊的なイニシエーションとしてTOEICの点数が設定されているわけではありません)

これが一般の、べつにスピリチュアルそのものを実践しているわけではなく、専門的な知識もそこまではなく、あくまで客として霊視鑑定などのサービスを受けたいんだけどという人を相手にする、あるいはWebコンテンツなどで広く情報商材として有料化して稼ぐetcの仕事にどう(悪)影響するかというと。

ダメなショボい周回遅れな人、と見なされて信用を失う

に尽きますね……。

いまどき、なんなら幼稚園児向けのアニメや、子ども向けの戦隊ヒーロー特撮ドラマなどでも

「正義と悪が闘うんじゃなくて、それぞれが正義だと思うことが食い違っているために対立して衝突するんだよね」

といった深い理解に到達しています。し、子どもたちもそれを理解して視聴する時代です。

これといってスピリチュアルとされる分野のことを学ばなくても、精神性や、概念といった意味での「目に見えないこと」については、やはり「底上げ」が進んでいます。

そこへきて、自分はデキてるつもりで実は時代遅れでいまどきの時代にキャッチアップできてない、そこそこ以上にトシくった中高年がベテランぶって
「さぁ、この偉大なる霊能者が、おぬしを悩みから救ってしんぜよう」
ぶっても、しらけられて鼻で笑われて終わり。コレジャナイ感で見限られるのが関の山です。

これからさらに伸びて稼げるスピリチュアルビジネスとは



ガチャガチャ書きましたが、まとめると。


  • スピリチュアルビジネスは充分に大きな市場として、稼げるマーケットになっている(2011年の時点ですでに)

  • 客たちは物事を見る目や培ってきている精神性が以前より高くなり、業者を見極める目が肥えてきている

  • 業者側の「進化」はドン詰まりで、孫にニシンのパイを焼くおばあちゃん化が進んでいることを懸念すべき

  • 業者側が次世代の洗練されたスピリチュアリティを提案できてないので客も啓蒙されず、古臭いエンタメ占い的な低水準のサービスばかりが横行する「オワコン」業界化が進むおそれがある+教祖ビジネスの図式は完全に終了

  • スピリチュアルに理解があるか造詣が深いかに関係なく、この時代ならではの成長・洗練を遂げた少数の人たちは、これまでにない素晴らしいスピリチュアルなサービスを評価する審美眼があるし、そのサービスに大金を払う用意があるという意味ではチャンス(その人たちにマッチングして、その人たちから信頼を得られれば)

  • スピリチュアル実践者、業者の側でも少数ながら、これまでの歩留まりを大幅にリカバリーしてさらに歩みを進める形となる進化して洗練されたスピリチュアルなワークをできるだけの技量が育ちつつある


らへんでしょうか。
(まとまってなくない?w)

ようするに二極化ですわ。

松竹梅的に売り方をランク分けするなら、

[松]
素晴らしい洗練された豊かで幸せな人が本当に納得のいく人生を送るための専門的かつ洗練されたヒント提供やサポートでWin-Win

[竹]
有名雑誌で占いのコラムを連載化してカリスマ扱いされたり、YouTuberとして情報発信してファンやフォロワーを集めてそれなり以上にウハウハ大儲け

[梅]
コミケの占い版みたいなスピリチュアルな催し、占いプラットフォームサイトなどで千円など安価な料金設定で、中身のうすいそれっぽいサービスを提供する量産型(当然、専業のプロでは稼げない)


みたいになるんでしょうかね。。。

ここで、松ランクにお金のことを書かなかったのは、

お金はもはや本格的に、現世利益としてもそこまで力を持っている媒体ではなくなりつつある

からです。

もうさぁ、業者だろうと客だろうと、

生きていくためのお金には困らず、ストックとしてもフローとしても、必要十分以上に常にあり続けるから心配しない、固執しない

ライフスタイルを実現できてこそじゃない?

現実全体を見渡せばそうじゃない人のほうが多数派ではあるのはわかってる。

ただ、松ランクでしょ?業者も客も。
そう想定すると、どうしてもなんつーか、日々の生活がカツカツでお金を得るルートが雇われ労働収入しかなくて一生、お金のことを心配して働き続ける奴隷ライフ……な人物像なわけ、なくない?

ある意味、お金のやりとりは、マナーにすぎないというか、それこそ形だけ、ビジネスということにするための方便。

ぶっちゃけ、そのスピリチュアルなサービス提供でお金を稼ぐとか、お金を払うとかは、枝葉末節すぎなのよ。

もっと本質を!!

でしょ?

プライスレスな体験を、素晴らしいと思える人たち同士で創り出していけたら、もうべつにお金なんかどうでも。

だから本当に、いわゆる一流の人たちほど、これからはスピリチュアルビジネスに限らず、お金を対価として使わなくなると思います。

ハイスペック物々交換

とでもいうべき、互いのニーズをつりあうように話し合って納得して成しあえばよくね?という。

むしろ、心というかで信頼も尊敬もできてない者同士が、20世紀的なドライな意味合いでの「ビジネス」だからと建前で営業スマイルを浮かべ、本心では好きでもない人と一緒に過ごす苦行に耐え、心の底から信頼できてないからこそ管理だの監視だのしないと落ち着いていられない……みたいなの、もう終わり。無い。無理。でしょ?

あー、だから松ランクの動き方をする人にとっては、スピリチュアルビジネス全体のマーケット規模は関係ないのかもなぁ。

あくまでマスに打って出る、カリスマ占いコラムニストみたいな位置付けだと稼ぎやすいのかなぁ?

どうなんでしょうね?
(まさかの結論なし←いつもやんけ)
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