2016年08月

100の基本 松浦弥太郎のベーシックノート

しゃれおつー。



見開きの左ページが格言、右ページが解説になっており、タイトルどおり100の基本が語られます。

ちなみに松浦弥太郎氏のWikiペディアはこちら

書籍タイトルには「松浦弥太郎の〜」とありますが、本の内容は

・松浦弥太郎の『100の基本』
・COW BOOKSの『100の基本』(←COW BOOKSの社員が心がけるべきものとしてまとめられたもの)
・あなたの『100の基本』(←100までの番号がついた空欄ページ。自分で書き込む用)

と3部構成になっています。

余白を活かした紙面レイアウトで、目が疲れず、パッと開いてちょっと目を通すにはちょうどいい。

書いてある内容は、「挨拶上手になる」とか「遊ぶために働く」など、べつにお前にそんなこと言われんでもいいわ!的な内容が多いのですが、だからこそ、いろいろ考えすぎて煮詰まったり、小難しいほうに頭が行き過ぎたときなどにたまに開くと、いい意味でリセットしてくれます。

『100の基本』のうち、「松浦弥太郎の〜」は、文字通り松浦弥太郎という個人の心がけ。そして「COW BOOKSの〜」は社員向けなので、ビジネスの現場ではこうしよう、仕事中はこういう心づもりでいよう、という接客業向けの社訓ともビジネス哲学ともとれる内容になっています。

こうした他人の考えを見せられると、人間は良くも悪くも批判や批評、自分ならではの感慨が沸いてくるものですが、そこで「あなたの『100の基本』」が来る、と。

最初の2つの『100の基本』に納得がいかない、くだらない、いやいやほんとはこうだろう、と思うなら、口先でその場かぎりグチャグチャ文句つけて終わりにしないで、ちゃんと書いて形にあらわしてみろ、という。(←いや、べつにそんな攻撃的でなくてもw)

そして自分で100の基本を埋めた後に誰かに本を読んでもらい、自分の書いた100の基本も含めて感想を聞く、と。
どんな精神的SMプレイやねんw

いや、べつに他人に読ませなくてもいいけど。

無理して自分の100の基本を埋める必要もないけど。

こういう、読み手が書く欄がある本って、面白いなぁと思います。

あとね、『100の基本』、そう、「基本」ってところがポイントかと。

高尚な、崇高な、洗練された、凝りに凝った、高度なことではなくて。

基本。

いつでもどこでもベーシックな。

ある場面だけとか、ある状況だけとかではなくて、常にそこにある、基本。

自分の生きる信条として基本を100個、挙げろというのは、なかなかチャレンジングなことではないでしょうかね。

物体として本のサイズもいわゆる単行本(四六判や菊判とされるサイズ)より小ぶりで、分厚いけれど、手に取りやすい。
書かれた文章そのものだけでなく、物としての存在価値。利用するうえでの使い勝手。
そういうところにまで配慮された、素敵な本だと思います。

貶すのは、とても簡単。
抽象的に「くだらない」と言えば済む話。

もちろん、批判的な感想を持つ人の話も聞いてみたいなぁ。
でもそのときは、抽象的なdisり文句だけじゃなく、具体的に、「じゃあどうだったらよかったのか」の改善案も提示したうえで、その人自身の『100の基本』も書いてもらって読ませてもらったうえで、じっくり聞きたいものです(笑顔)。
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