2015年05月

15分スケッチ練習帖+手帳スケッチ

おすすめです。

絵心は無いし、わざわざ紙を用意して1つの絵画作品を描くほどでもない……という人には、うってつけ。



なんと、縦線を(何本も)描くところからスタートします。
(意外と難しいんですよね、フリーハンドで直線を描くのって)

この本は見開きの左側がお手本、右側に自分で描きこむスタイルになっており、(もし練習を一度しかしないなら)別にノートやスケッチブックを用意しなくても練習できてしまうというスグレモノ。

課を追うごとに徐々に難易度が上がっていき、後半ではそこそこ複雑な物をスケッチするようになっていきます。

著者は美大卒でなくて東京大学の工学部を卒業し、万博の会場設計をした、どちらかというと建築寄りの経歴。
それだけに、アート性というよりは、比率や角度など、理系的というか、計算して図形を正確に顕すタイプのアプローチが展開されます。
(よほどの芸術作品を描くのでない限り、ちょっとしたスケッチやイラストの巧拙はやはり、角度や比率、線が歪んでいないかなどカタチの良し悪しで決まるようなところがあるので、まさに『ちょっとした画力』を上げたい人にはうってつけではないでしょうか)

1つ、注意点を挙げるとすれば、人物スケッチの際も、靴の角度や背景とのパース、遠近感etcがおかしくないかといった図形としての正しさに(のみ)目が向いているため、「人物自体が可愛い、魅力あるキャラクターを描く」という点については一切、触れられません。



画家でもないしわざわざ絵を1枚仕上げるほど絵が好きでもないのにスケッチ力を上げてどうする、という人向けに、せっかく培った画力を発揮する余地として提案されているのが、こちら。



そう、手帳。

予定を機械的に書きこむ、備忘録としてしか手帳を使わない人には意味ないかもしれませんが、日記やライフログとしての書き込み(したこと、思ったことなどの『実績』)もコミで手帳を使っている人には、文字だけでなくちょっとしたイラスト・スケッチをささっと描くという新境地が拓かれた心地がするかも!?



手帳だけに留まらず、会社での企画書(ただし事務的というよりはクリエイティブな業種限定といえそうですが)など、幅広い用途の提案もコミで、文字とイラストの両面から丁寧に教えてくれる、こんな本も。



「これができるようになると、なぜいいのか?」など、絵や文字を習得しようとするモチベーションに関わることを漫画で楽しく解説してくれるので、

「こんなことやって、いったい何の役に立つんだろう……」

という、何かを継続的にやるとき特有の虚無感に襲われにくいかも。



「でも結局、うまく描けないとダメなんでしょ?」

という人には、これ。



学生のノートとりなどへのラクガキの導入事例も紹介しつつ、うまくなくていいから楽しく描く・ラクガキでもいいから図版が入ることでこんなにノートが見違える、伝わるということを展開してくれます。

練習なんてとにかくめんどくせーから今の画力でどうにか生活や勉強、仕事に彩りとわかりやすさ、効率などの+αを!という人はこれだけ読んでもいいかも。

P.S
つい最近、出版された、こんなムックもあります。



べつにアート作品としてどこかに出したり他人に見せたりするでもなくても、あくまで個人として、私的な使い方として、絵という記述法をマスターしておいて使う、というのはアリかと。

効率面でいっても、たとえば「チェロのレッスン」と文字で書くより、記号などをサッと書くほうが速いんですよね。

文字で書いてるとモタつくことを、自分なりのルールで暗号みたいに、記号としてのプチイラスト(それこそ、1.5〜3秒で書けるようなやつ)で手帳を記入するのは、有効かもしれません。

(見た目としても、文字で全部書いちゃうと、それを読まなきゃいけない。けど、『ヨガのレッスンに出る』など定例的な用事については、それ専用のマークを決めておいてその図形で手帳に書いたほうが、スッキリするし、瞬間的にわかる。
(文字で書いておかないといけない用事を読むのにも目が疲れません)

絵・記号を活用するというのは、もしかしたら趣味のアートではなくて、仕事術の一環としても活きたりして。

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